150話 ページ10
俺が行ったのは厠ではなく、ヅラのところだった。
坂田「よぉヅラ」
桂「ヅラじゃない桂だ!何の用だ」
坂田「お前に一言言いてぇことがあんだよ」
桂「Aのことか」
坂田「…」
桂「今日妙なものを見てな、真選組の沖田と昔のAに似たやつが一緒に歩いておった」
坂田「高杉の仕業さ」
桂「なに?高杉が関わっているのか?」
ヅラが珍しく驚いた表情で聞いてきた。
坂田「あぁそうだよ、んでてめぇに聞きてぇことがあんだ」
桂「何だ」
坂田「お前、Aが本当の名前じゃないって知ってたか?」
桂「………いや、初めて聞いたが…」
坂田「だよな…」
桂「お前はそれを誰から聞いたんだ?」
坂田「A本人に決まってんだろ?まぁ小さくなってっけど…」
桂「…やつは何を考えているんだ」
坂田「…」
桂「銀時、Aを頼んだぞ」
坂田「わーってるよ」
俺はそう言うと屯所に戻った。
.
.
沖田「あれ、旦那じゃないですかィ」
坂田「や、やぁ沖田くん」
俺は屯所に帰る途中、Aを連れている沖田くんに会った。
沖田「こんな所で何やってるんですかィ?」
坂田「さ、散歩に決まってんだろ」
沖田「へー…」
怪しげに俺を見る。
84人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みかん。 | 作成日時:2019年2月23日 21時