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182話 ページ42

大樹「でも、それがAを不安にしてたなんて知らなかった」




「…」





大樹は私を抱きしめるのをやめ私の肩に手を置きしっかり目を見て話す。





大樹「桜と一緒にここを出る」




「!!本当…?じゃ…「ただし」?」




大樹「Aも出るよ」




「え?」




大樹「地球に帰って銀時の傍にいてやれよ。もし銀時にAが捨てられたら、俺がAの傍にいてやる」





そう言い私に手を差し出す。





大樹「だからAも一緒に帰ろう」





大樹からこんなこと言われるなんて思ってもいなかった。




私や銀時よりも1番長くいたのは晋助だから。





「…………うん、一緒に帰ろう」





本当に、よかった。








.









.








桜「絶対イヤ」




「何で!?」





私と大樹は桜の部屋に来ていた。




地球に帰ろうと言うと嫌がる素振りを見せる。





桜「大体お姉ちゃん忘れたの?わたしがここに来た理由」




「そ、それは…」




桜「銀ちゃんにだって会いたくないし」




「で、でもそのお腹のあかちゃんどうするの?ここじゃ安心して産めないでしょ…?」




桜「だから産婦人科でも行けって?地球に戻って見てもらえって?そんな事したら鬼兵隊だってすぐバレちゃうじゃない。私は晋助お兄ちゃんにまで嫌われたくない」




「別に銀時は嫌ってたわけじゃー…「何がわかるの?」…え?」




桜「私、前にも言ったよね?銀ちゃんは私よりあんたを取ったの」




大樹「おい!」




桜「だってそうじゃない!今だって…今だってお兄ちゃんは私と一緒にいてくれない!!私はただみんなから愛されたかっただけなのに…!」




「……それは違うんじゃない?」

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作者名:みかん。 | 作成日時:2019年2月23日 21時

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