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177話 ページ37

『お前は…』




「……来島また子…」





この人も指名手配の…





また子「…なんであんたがまたここにいるんスか」




「…ねぇ、あなたも鬼兵隊なんだよね?聞きたいことがあるんだけど」




また子「聞いてるのはこっちの方っス!晋助様はなんでこんな女を…」




万斉「何をもめてるでござるか」




また子「万斉先輩!!」




「河上万斉…」




万斉「ほぅ…何か言いたそうでござるな黒夜叉」





サングラス越しでもニヤリとしているのがわかった。





「桜と大輝に会いたいんだけど、どこにいるの?」




万斉「それは晋助に聞いた方がいい」




「晋助が簡単に教えてくれるはずがない、それはあなた達が一番わかってるんじゃない?」




万斉「…」




また子「こんの…生意気な女っ…!!」





カチャと音を立てて銃を構えるまた子。




それでも私は動じなかった。




武器を向けられることに慣れてしまったから。





「……そんなんで私が怯むとでも」




また子「っ…貴様!!」





そう言い引き金を引く。




銃の乾いた音が廊下中に響き渡った。




私の頬に弾がかすり血が滲む。




その音に釣られてか、ゾロゾロとこちらに向かってくる足音が聞こえる。




そして、

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作者名:みかん。 | 作成日時:2019年2月23日 21時

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