検索窓
今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:55,178 hit

159話 ページ19

私は多分普通の家庭に生まれたと思う、特に兄弟はいなくて私と両親だけだった。







.









.









「はぁっ!!!」




父「そんなんじゃだめだよ、もっと腕に力入れて!」





私の父親は道場を営んでいた。平日は私くらいの歳の子達が沢山来た。私も負けたくなくて後を追うように教えてもらっていた。





父「よし××父さんと手合わせするか!」




「うん!」





その日は私と父が手合わせしていた。私はいつも通り自分より遥かに強い父には勝つことが出来なかった。





父「おい早く立て!!!!お前はこんなもんなのか?あ"ぁ!?」





私の父は手合わせの時になると人が変わったように厳しくなった。それは私を強くさせるための優しさだと思っていた。その瞬間、私の中で何かが切れる音がして目の前が真っ暗になった。
ダンっと音が聞こえハッと目が覚めるとそこには倒れた父がいた。





「お、お父さん!?」




父「いたた…やれば出来るじゃねぇか」





私は初めて父を倒したのだった。でもそれがいけなかったのかもしれない。
次の日、私は家を出て散歩に出かけていた。





『や、やめてよぉ!!』




『あ?俺らに楯突いてんじゃねぇよ!!!』





誰かの泣き叫ぶ声と怒鳴る声が聞こえた。私は急いでその声のする方へ行った。

160話→←158話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
84人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みかん。 | 作成日時:2019年2月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。