156話 ページ16
「……………怒ってる?」
俺が怒っているように見えたのか、Aが問いかける。
坂田「怒っちゃいねぇさ。お前は神楽を護っただけだろ」
「っ!!」
坂田「ありがとな、護ってくれて」
「べ、別に…」
坂田「まずは戻ったら風呂入れ、そんなんで屯所戻れねぇだろ」
「………………うん」
万事屋へ戻ると直ぐにAを風呂に入れた。
すると、土方がノックもせずにズカズカと玄関に入ってきた。
土方「おい、Aはー…」
坂田「今風呂だよ、ったく人んちに勝手に上がらないでもらえます?」
土方「それどころじゃねぇんだよ、ガキ共から聞いた。あれはAが殺ったんだな」
坂田「そうだ」
土方「あいつの調子は」
坂田「別に変わっちゃいねぇよ」
土方「…」
坂田「なんだ、言いてぇことあんなら言えよ」
土方「…あいつは昔からああなのか」
坂田「………あいつはー…」
「…銀時」
名前を呼ばれ、はっと声の方を見る。
坂田「もう上がったのか」
「…」
土方が来てるのを見て少し強ばった表情を見せた。
土方「おい」
「………なに」
土方「散歩は終わりだ、屯所に戻るぞ」
「…」
その言葉を聞いて俺の顔を見るA。
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作者名:みかん。 | 作成日時:2019年2月23日 21時