最強と謳われる貴方は愛を知らない (ページ9)

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月と月詠ページ9

NOside
？？「何してんだよA！」

Aは誰かに抱きしめられた。その正体は

『………カ、リム』

？？「カリム！大丈夫ですか！？姫は！」

『リィ………』

ジョーカー「チッ………じゃあな俺のお姫様、また今度慰めに行ってやるよ」

そう言ってジョーカーは消えていった。何も考えられずその場に座り込むA。

カリム「フォイェン悪い、ホットミルクとブランケットを持ってきてくれ」

リィ「わかった、すぐ戻る」

Aはカリムにだき抱えられながら部屋に向かった。

リィ「それで？どうしてあんな高い所に？」

『…………』

カリム「アイツになにかされたのか？」

『…………』

カリム「黙り……」

『………月神を辞めたいって話をしてた』

2人「「！？」」

『私は永遠の命なんていらない、皆と同じ時を歩みたいだけ………月神なんていなければいいのに』

そう言った瞬間、A額に月の紋様が現れた。

『…………太陽神ヲ恨メ、月ノ光ヲ愛セ、全テヲ白キ光ニ』

？？「こら、それは駄目だよ。月詠」

『…………神ノ子ニ触レテ何ガ悪イ』

？？「だからと言って月に連れて行くのはどうかと思うけど？」

『……鬼灯ハ言ッタ、神ノ子ハ感情ガ無イト、ナラ感情ガ戻ルマデ私ノ元ニ居レバイイ』

？？「………悪いね、この子は俺が貰うんだ」

『………天照ヤ伝導者ヲ恨ムノデアレバ歓迎シヨウ…………コノ子ハ異例ノ9柱目ニナル』

？？「分かってるよ、だから俺達がいるんだ」

『………過去ノ記憶ハ永遠ト着イテマワル、奴ラニ渡サナイト思ッテイルナラ“アレ”ヲ完成サセロ』

そう言うとAは眠りに着いた。

カリム「助かった豊前」

豊前「どういたしまして、鬼灯の旦那に言われてるからね」

リィ「………」

牡丹「豊前そろそろ行くぞ、次の仕事だ」

豊前「了解、それじゃあね♡」

豊前と牡丹は消えていった。

リィ「………月詠様は姫の事を月へ連れて行こうとしていたんですね」

カリム「月神に選ばれた奴らは50年も生きない、それに………Aの代で月神は48代目だった気がするが」

Aにつても月神についても謎が増えた日であった。