最強と謳われる貴方は愛を知らない (ページ7)

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王子とファッションショーページ7

NOside
『ダメダメ、暑いんだから白のブラウスじゃなきゃ！』

バーンズ「だ、だが……」

『白はお嫌いだったか？なら……紺はどう？いや、紺は暑苦しいか……リィはどちらに？』

リィ「はい？なにかようで」

バタンッ

何事もなかったかのように扉を閉めるフォイェン。

『彼岸～』

彼岸花「御意！」

リィ「離しなさい！私はまだ死にたくないんです！」←

『え？何それ、めちゃくちゃ失礼じゃね？』

リィ「なら、最後に言いたい事が」

『ほんとに死ぬみたいに言うじゃん！』

リィ「……………………カリムも道連れにしてください」

『了解、カリムも……………ん？』

カリム「(フォイェンの奴余計な事を余計言いやがって)」

カリム「で？なんで俺はここに居るんだ？」

『リィが』

リィ「カリムもこの地獄を味わいなさい！」

『地獄とはなんだよリィ、可愛い出来栄えだろ！』

そこに居たフォイェンはウエストを限界まで絞られ終いには踵がとても高いヒールを履かされていた。

『見ろリィのこの可愛さを！トップスはフワッといる生地を使ってリィの優しい性格を表現、ウエストを限界まで絞ることによってよりトップスがもっとフワッとしているように見える！』

カリム「俺もあれを着るのか？」

『ん？カリムはカリムでカッコイイ服を用意してある、だけどその前にバーンズだな』

バーンズ「……私もヒールなのか？」

『まさか、バーンズにはヒールは似合わないよ』

そう言ってバーンズを別部屋に連れていくA、その間カリムが逃げないように見張っているフォイェン。

カリム「なんで俺もヒールなんだよ！」

『カリムはリィとは違い全身のラインがはっきり見える洋服にしたんだよ！ピチッとしててそれでいてシンプル、ヒールはただのカモフラージュ、本当はいつもローブで隠れてるかっこいい体をみんなに見せる為さ！』

そう自慢そうに説明するA。

『バーンズのは紫を使った贅沢なトップスに黒のズボン、靴は革靴で大人の色気を出した！バーンズの魅力が更に上がる魔法さ！』

メイクはAに任せるから～、と言って白桜は消えAがそこに居た。

『…………男子会？』

この後さんざん笑われたのはまた別のお話。