最強と謳われる貴方は愛を知らない (ページ14)

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優しき毒蝶ページ14

Aside

数日後

『毒は強く蜜は甘く……まるで大空を舞う蝶の様ね』

？？「だが俺達はその毒蝶をも喰らう化け物ですよ」

？？「猛毒が効かないなんて不思議な体」

？？「「若当主様」」

『………うちで若当主様なんて言う子2人しか居ないよ。海、亜湖』

海「伝導者一派はネザーと呼ばれる地下で生活しているようです」

亜湖「他にも外から少しですが第3の者も出入りしているようです」

『あぁ……ジョヴァンニの所かぁ。了解、もういいよ下がって』

2人「「御意」」

『良かったの？こっちに来て』

？？「あぁ？良いんだよ。朝になったら戻る」

『紺炉に叱られるわよ紅丸』

新門「なら明日一緒に第7に来い」

『私も一緒に叱られろって事？』

新門「それ以外なにがある。美しい毒蝶様」

『あら喧嘩売ってるの？浅草の破壊王さん』

なんにしろ明日は第7に用があるから行かなきゃ行けないわね。

『………今日は何処で寝るの？』

新門「お前の部屋」

『はっ倒すわよ』

新門「もう決めた。早く案内しろ」

『なっ！ちょ、ちょっと！離しなさいよ！』

手ならまだしも横抱きって！

『私の方が背が高いのに……』

新門「……落とされてぇのか？あぁ？」

『カリムの方が優しかった』ﾎﾞｿｯ

新門「………なんだと？」

あら、地雷を踏んだかしら。

『なぁんでも…………でも』

チュッ

毒蝶は神をも犯す。

その甘く愛おしい毒で。