The Bubble 1st (ページ6)

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よくある朝。ページ6

ジヨンの寝室からは、
ソウルの街が見下ろせた。

街はもう動き出してる。

　
こーんな広い街なのに、
G-DRAGON様に出会うなんて、ラッキー。

携帯を取り出して、ジヨンの寝顔を撮影。

誰に見せるわけじゃないし、
これくらいバチ当たらないよね。

こんな人の寝顔見れるなんて滅多にないし…ね？

楽しかったです、ありがとね。
そんな思いを込めて、ジヨンを起こさぬように、
ジヨンの頬にキスをした。

全てをやり終えた私は、
玄関まで見送りに来てくれたガホに手を振った。

「じゃ、ガホ、バイバイ！」

外に出ると、眩しい朝日が私を照らした。
腕時計を見るとまだ９時前。

よしよし、今回もミッションコンプリート。

私には、自分なりのルールがある。
関係を持った相手が起きる前に部屋を出ること。

後腐れなく、楽しむのが好き。

恋人なんていらない。
誰かひとりに依存するのが嫌だから。

その人がいなくなった時、耐えられない。
だから分散させて、依存しないで、自由に楽しむ。

にしても、ラッキーだったなあ。
まさかジヨンから声かけてもらえるなんて。
楽しかったし、あのG-DRAGONだし。

まあでも、ジヨンも例外なく、一度きりで終わり。
パブで会うかもしれないけど、もう交わらない。

昨夜のジヨンだけで充分。