Good to You 2nd (ページ7)

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２人の魔法使い。ページ7

ヨンベさんは、いつかの夜みたいに
いたずらっ子みたいな顔をしてる。

「…アフターパーティーって何するんですか？」

「近くのクラブ貸し切って、飲むだけだよ(笑)
DJがBIGBANGの曲がメインで流すから楽しいと思うよ。」

「私、パーティーに着て行くような服持ってないです。
行っても、場違いになりそうですし…」

やめとこう。
コンサートだけ楽しめれば、満足だ。

パーティなんて柄じゃないし、
一般人の私には、似合わない場所。

そう思って、断る方向に話を進めようとした私に、

「明日の夜、時間ある？」

黙って話を聞いていたタプさんが、突然、口を開いた。

「明日ですか？」

コンサートの日ではなくて？

「うん。」

聞き返した私に小さく返事をするタプさん。

「明日は食堂お休みなので、空いてますけど…」

タプさんは、そう返事した私には目もくれず、

「ヨンベは？」

ヨンベさんの予定を確認した。

「空いてるけど…？？」

ヨンベさんと私には、
タプさんの質問の意図が分からなかった。

「３人でショッピングに行こう。
Aの服、俺たちが選んであげるよ。」

突然のその提案に、

「え！そんな…」

咄嗟にそう言ったけど、

「いいじゃん、ナイスアイディア！行こ！！
ジヨンが驚くくらい綺麗なの選ぼう。」

ヨンベさんもタプさんに賛成する。

２人の盛り上がっている様子と、
その親切心を無碍にはできなくて、

「はあ….」

なんて、曖昧な返事をした。

「ジヨンには明日のことも、
アフターパーティーに来ることも秘密にしてて。」

私よりも楽しみな顔をして、そう言って笑うヨンベさんに
断るタイミングを完全に失ってしまった私。

２人のペースにまんまと飲まれた私は、２日目の公演の後に
催されるアフターパーティーに参加することになった。