君の待つもとへ。 ページ48
「だから、あんな真面目に
小説、読んでたわけね。」
納得したようにそう呟いたヨンベに頷いてみせた。
そう、そういうこと(笑)
タッピョンが嬉しそうな顔をして近づいてきて、
右手の平を俺に向けるから、謎のハイタッチをした。
「ジヨン！まずサインだ、サイン！！」
「僕も欲しいです！サイン！
また今度、ちゃんと会わせてくださいよ」
マネヒョンとテソンが凄い勢いで俺に迫る。
「…ずっるーい！
なんなんですか？全然一般人じゃない！！
ヒョンだけじゃなくて、Aちゃんまで話題の人なんて！」
それに加えて、そう騒ぎ出すスンリ。
だから、言ったろ？
Aが冴えない一般人なんてあり得ないって。
「あー、うるさいうるさい。」
多方から飛んでくる、
そんな言葉をあしらうように、そう言った。
〜♪♪
携帯が鳴って、画面を確認すると、
ナイスなタイミングで、Aからの着信。
「悪いけど、Aから電話だから。」
「おいっ！！
一言でいいから話しさせてくれよ！」
マネヒョンの言葉を無視して楽屋を出て、
Aからの電話をとった。
「もしもし？」
『もしもし、ジヨン？』
「うん、今Aがテレビに出てたよ。」
『見たの？(笑)』
「うん、見てるよ。
マネヒョンがイ・ソラの大ファンで大騒ぎ。
メンバーの皆も、めちゃくちゃ驚いてる(笑)」
面白いくらいにみんなびっくりしてる。
『あ、そうなの？
こないだは言ってなかったもんね。
また改めて、挨拶しないと(笑)』
それなのに、当の本人は全くもって冷静。
自分がどれだけ魅力的なのか気付いてないのは、
出会った時から変わらない。
「みんなAに会いたいって。
…で、どうしたの？なんかあった？」
本題を訪ねるようにAにそう聞いた。
『出版社の担当の人から、カニ！貰ったの！』
「カニ？(笑)」
Aからの電話なんて何事だろうと思えば、
カニって(笑)
『そ！新作出版のお祝いだって〜！
これから出版社出るところなんだけど、
ジヨンの部屋と私の部屋、どっちに置いとこうかなって。』
カニのせいなのか、いつもよりテンションが高いA。
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carly(プロフ) - さあとさん» 最後までお読みいただき、ありがとうございます！楽しんでいただけて、嬉しいです。新作の方も温かい目で読んでいただけると有り難いです(笑) (2020年6月27日 22時) (
レス) id: 7bb2fdde44 (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - 楽しかった〜(^^)私はキャリーさんが書きたい小説を書いていいと思います。また、楽しいお話待ってます。新作早速覗きに行ってきます (2020年6月26日 20時) (レス) id: ec1f7b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：carly
| 作成日時：2020年6月7日 14時
