お迎え。 ページ19
ガホを十分に可愛がってくれた彼女たちに
別れを告げて、漢江の土手までやって来た。
「気持ちいいね。」
美味しそうに水を飲むガホを横目に漢江を眺める。
楊花大橋が脇に見えて、都会でも自然を感じることができる。
休憩を挟みながら、２時間くらいうろうろして、
日陰のベンチに腰をかけた時、ジヨンから着信が入る。
「もしもし？」
『もしもし、俺だけど、仕事終わったよ。』
「今ね、ガホと漢江の川沿いにいるよ。」
広い漢江の水面を見つめながら、そう答えた。
『YGまで戻ってこれる？』
「うん。ガホが歩いてくれれば(笑)」
さすがに２時間も遊んじゃったし、
ガホ次第かな？ってシワシワのその背中を撫でた。
パパを迎えに来てってガホにお願いしてみて、
なんて、全く役に立たない助言をくれるジヨン。
『YG着いたら連絡して。
マネヒョンを下まで行かせるから、
ガホ預けて、Aは中まで入って来て。』
「え、入るの？」
『嫌？』
「嫌じゃないけど。」
『うるさいんだもん、スンリが会いたいって。
一応みんないるけど、もう仕事終わってるから安心して。』
みんなって、
BIGBANGのみんなだよね…
「…んー、じゃあ、YGに着いたら連絡する。」
ジヨンとの電話を切っても、
すぐに立ち上がる気にはなれなかった。
会いたくないわけじゃないけど、
なんだか緊張しちゃうし。
これから、あのBIGBANGに会う。
全然実感湧かないけど、私大丈夫かな？
足元で休むガホの身体を撫でて、
そんな心配をしてみるけど、実感は全く湧かない。
「ガホ、パパが迎えに来てって。
ガホのパパだよ、ジ・ヨ・ン。」
ジヨンの名前を聞くと、
ガホは嬉しそうに尻尾を振って立ち上がる。
ガホ、君は私なんかより素直で可愛げがあるよ。
見習わなきゃねって、ガホの頭をたくさん撫でてあげた。
YGに戻ることを億劫に感じた自分に喝を入れて、
ガホと歩幅を合わせて、YGを目指した。
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carly(プロフ) - さあとさん» 最後までお読みいただき、ありがとうございます！楽しんでいただけて、嬉しいです。新作の方も温かい目で読んでいただけると有り難いです(笑) (2020年6月27日 22時) (
レス) id: 7bb2fdde44 (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - 楽しかった〜(^^)私はキャリーさんが書きたい小説を書いていいと思います。また、楽しいお話待ってます。新作早速覗きに行ってきます (2020年6月26日 20時) (レス) id: ec1f7b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：carly
| 作成日時：2020年6月7日 14時
