デート。 ページ13
昨日の夜にコンビニで買ったアイス。
まだうちの冷凍庫にある。
「昨日食べ損ねたの、忘れてたな。」
食べ損ねた、なんて、
まるで私のせいみたいに言うジヨン。
「ジヨンが明日でいいって言ったんじゃん。」
「そうだった、そうだった(笑)」
帰ったらジヨンの分も食べよう。
なんて心の中で思ったことが聞こえてたみたいに、
「今日帰ったら、食べよ？」
ジヨンが当たり前のようにそう言った。
「…今日もうちに帰るの？」
「ダメ？」
ダメなんて言わせない。
そんな強気な顔でジヨンがそう言う。
「どうすんの？着替えとか。
ガホもおうちで待ってるでしょ？」
流石に二日連続はどうなの？
さっき帰ったとはいえ、ガホだっているし。
「それは大丈夫。
着替え持ってきたし、ガホにもご飯多めに置いてきたし。
明日は、家政婦のおばちゃん来るし。」
そういえば、ジヨンの部屋を出るときに、
ジヨンはトートバッグ持っていたっけ。
あの時にはもう、うちに来るつもりだったのね…
「泊まる気満々じゃん。
さすがG-DRAGONには家政婦なんているの？」
「ガホの面倒見てくれんの。
仕事で家帰れないのなんてしょっちゅうだし、
ガホの餌とか、あと散歩？してくれるおばちゃん。」
「仕事忙しかったら、私、ガホの面倒みるよ。
ガホと一緒に散歩したい。」
「それ、めっちゃいいアイディアじゃない？
てか、A越してきなよ。俺と一緒に住もうよ。」
ジヨンが手を止めて、嬉しそうにそう言う。
「…ジヨンの部屋にあの量の本、入ると思う？」
「どう考えてもあの量は入らないな…(笑)
キングベッド捨てなきゃならなくなる。」
「それは嫌。私、あのベッド好きだもん。」
「じゃ、今日のデートのミッション。
俺の部屋の合鍵作りね。」
ジヨンはそう言って、
ムニエルの最後の一切れを口に運んだ。
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carly(プロフ) - さあとさん» 最後までお読みいただき、ありがとうございます！楽しんでいただけて、嬉しいです。新作の方も温かい目で読んでいただけると有り難いです(笑) (2020年6月27日 22時) (
レス) id: 7bb2fdde44 (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - 楽しかった〜(^^)私はキャリーさんが書きたい小説を書いていいと思います。また、楽しいお話待ってます。新作早速覗きに行ってきます (2020年6月26日 20時) (レス) id: ec1f7b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：carly
| 作成日時：2020年6月7日 14時
