デート。 ページ11
ジヨンのＴシャツは見事に乾いてて、
昨日と同じ格好のジヨンと、
首元まで隠れるサマーニットに着替えた私。
キスマーク隠れるし、もう外は割と暑いし、
これでいいかって。
「身体のライン出すぎじゃない？」
玄関の全身橋の前でピアスを通す私に
靴を履きながらそう言うジヨン。
「ニットだからね。嫌い？」
「俺は好きだよ、可愛いし、セクシーだし。
…でも、外出るんだよ？」
いつかパブで、私のシャツのボタンを
閉めたジヨンを思い出した。
「デートだからオシャレしてるんだけど。
服、着替えて欲しい？」
「…いや、いいよ。
俺といる時しか着ないでね、それ。」
「はーい。」
まあジヨンが気に入ってくれればいいし。
他に見せる相手もいないし。
なんて自然に頭に浮かぶ私は、
とうの昔に忘れた恋人の在り方を、
ジヨンのおかげで、いとも簡単に思い出していた。
ジヨンとの初めてのデート。
その響きはなんだかくすぐったい。
「一旦、家寄っていい？」
運転席でジヨンがサングラスをかけながら、そう言った。
「いいよ。…あ、ガホ？」
「そうそう。一応ね。」
ジヨンはそう言って車のエンジンをかけた。
普段、もっぱら地下鉄派の私にとって
ジヨンの車の助手席から見るソウルは新鮮だった。
ジヨンのマンションに着いて、
玄関の扉を開けると、出迎えてくれるのは、
いつも通り、可愛いガホ。
「腹減ったか？ごめんな。」
ジヨンはそう言ってガホを撫でて、
リビングに足を進めた。
ガホは撫でてくれたジヨンを追うわけでもなく、
久しぶりに会った私に尻尾を振ってくれた。
「ごめんね。
ガホのパパ、一晩借りちゃって。」
「なにそれ(笑)」
ドッグフードの袋を片手にジヨンが私とガホを見て笑った。
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carly(プロフ) - さあとさん» 最後までお読みいただき、ありがとうございます！楽しんでいただけて、嬉しいです。新作の方も温かい目で読んでいただけると有り難いです(笑) (2020年6月27日 22時) (
レス) id: 7bb2fdde44 (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - 楽しかった〜(^^)私はキャリーさんが書きたい小説を書いていいと思います。また、楽しいお話待ってます。新作早速覗きに行ってきます (2020年6月26日 20時) (レス) id: ec1f7b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：carly
| 作成日時：2020年6月7日 14時
