Cafe mocha feat.MICKS

カフェ ページ11

you side



信じられないほど嬉しすぎることが朝からおこって今日はいつもよりも仕事を早く進められた






時計を見ると1時48分を指している





少し早いけど、まぁいっか!





A「お疲れ様でした〜お先に失礼します!」





そう言って職場を出て約束のカフェに向かう。









そう言えばあのカフェ、就活中毎日のように行ってたな〜




マスターとはたくさんお話したことがあって




就職先が決まった時も家族の次に報告したら



まるで自分のことのように喜んでくれた




とっても穏やかで口数は多くはないけど



なんでも分かってくれているような素敵なおじいちゃん









ログハウスのような造りで温かみとシンプルなオシャレさが溶け合うカフェ。




看板には 『mocha』 の文字






A「うわぁー、久しぶりだなぁ」









少しのなつかしさと、緊張感をもって扉を開ける















ｶﾗﾝｶﾗﾝ






ﾏｽﾀｰ「おお、Aちゃん。いらっしゃい。」









少し重い扉を開けると温かな笑顔でむかえてくれるマスター




A「マスター！お久しぶりです^^*」




うんうん、とだけ笑顔で頷くと私のお気に入り席のカウンターに呼んでくれた





ﾏｽﾀｰ「いつもの、かい？」



A「はいっ久しぶりに いつもの、で笑」









ふと時計が目に入ると2時5分を指していた



そこで気づいた。



そっか。最初っからこんなに上手くいくはず無かったんだ



まさか自分の推しの人に道で声をかけられて



カフェに誘ってもらえるなんて。



行き場のない不安とほんのわずかな期待をいだいてため息をつく





A「はぁー。やっぱりそんなわけないか。」((ﾎﾞｿ









ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾝ！




ﾏｽﾀｰ「もしもし。



おお、久しぶりだなあ。



はい、はい。待ってますよ。



伝えておくよ。」






？？




珍しい。カフェに電話がかかってくるなんて









ﾏｽﾀｰ「はい、おまちどうさま。」




A「ありがとうございます」





先程の電話はなんだったのだろうか、結構慣れた感じだったから常連さんかな？


そんなことを思いながら淹れたての、私の大好きなカフェモカを1口飲む







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