▽68 現実 ページ20
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数日後
Mステで披露する曲の確認をするため私たちは集まった。
『おはよ〜』
浮「A!おはよ!」
やはり少し早めに着ていた飛貴。
浮「あぁ〜なんか緊張する…!」
『ね…!まだ先のことなのにね笑』
そんな会話をしていたら次から次へとメンバーが集まった。
藤「おはよー」
岩「おは〜〜」
『お!みんなおはよ〜』
それぞれストレッチをして準備をしていたら振付師さんが部屋に入ってきた。
「『おはようございます!』」
振「んーじゃあ早速メドレーの曲発表しようかな」
「『はい!』」
そう言われると、無駄に緊張してしまう。
やや背筋を伸ばして発せられる言葉を待った。
振「まず、金指にソロでワンフレーズ歌ってもらって」
金「え…」
加入したばかりの子に歌い出しをさせるなんて…
なんとも、ジャニーさんらしい始まり方だ。
でも一世は前に出るべき子だから、、よかったねという気持ちと、頑張れという気持ち。
振「で、そのままBYAKUYA」
那「…っ!」
雄登の…セリフがある曲だ…。ライブで披露した時、かなりお客さんの反応がよかったから今回披露するのも納得だった。
振「次が僕はVampire、SexyZone」
一世と龍我のセリフのある曲…
もしかしてこれはセリフメドレー…?
そうだとしたら…………
振「それでCome On A My House、Love Situation」
大昇と飛貴……
振「で、最後にHiHi Jet 歌って終わり」
「それと、悪いが今回はAの出演は無い」
…………え。
ライブでも、他のみんなはセリフのパートがあったのに私はなかった。
それはなんでかは分からなかった。
でもセリフメドレーということで、もしかしたら今回はあるかもしれないと期待した反面、またなかったらどうしようという不安な気持ちもあったんだけど…
それ以上のことが……
思ってもいなかったことを急に突きつけられた。
出演すら、できないなんて。
すると
浮「えっあの、なんでAだけ出れないんですか…?」
私が聞きたいことを振付師さんに聞いた飛貴。
でも答えは
振「…あぁ、、まぁ…まだAを出すのは早いっていう上の判断で…」
何それ
せっかくのチャンスなのに
私だけ、女だから……………
やはり"その壁"は厚く高いものだった。
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38(プロフ) - なすがーるさん» ありがとうございます!嬉しいです…!楽しんで頂けるよう頑張ります! (2019年12月23日 22時) (レス) id: 91facfc0ab (このIDを非表示/違反報告)
なすがーる(プロフ) - めっちゃキュンキュンしました!!!引き続き更新待ってますので、主様のペースで頑張ってください!応援してます!!! (2019年12月22日 18時) (レス) id: 85e9568f99 (このIDを非表示/違反報告)
38(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます!引き続きよろしくお願いします (2019年10月23日 21時) (レス) id: 91facfc0ab (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年10月23日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:38 | 作成日時:2019年10月20日 23時