シアトルで、君と。【カリスマブラザーズ】 (ページ31)

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帰国してから1年が経った。

手紙に書いた通り、大きい荷物は3人が実家まで郵送してくれた。

私は相も変わらず写真を撮り続けているし、カリブラは動画を出し続けている。

登録者もぐんと伸び、どんどん有名人になっていく彼ら。

動画はずっと見てるけど、この3人と暮らしてたなんてほんと、夢みたいな話。

いい思い出。

仕事に行かなくちゃ、

すっかり伸びきった髪の毛をひとつにくくり、身支度を済ませた私はヒールを履いて外に出た。

今日は打ち合わせ。

家の外に出て、車に乗ろうとしたその時、

A「ジロー…？」

私の目の前にいたのは、

ずっと、ずっと大好きだった、

ジロー「よっ」

ジローだった。

A「なんで、何でここにいるの？！」

ジョージ「よぉ！」

ミノ「ハロー」

A「ジョージ？！ミノ？！なんで？なんでなんで？！」

ジョージ「何お前勝手に日本帰ってんだよ！w」

A「だって、」

ミノ「本当はすぐに迎えに来ようと思ったんだけどね～」

ジロー「もうちょっとビックになってから迎えに来ようぜってなって」

A「3人とも…！」

思い出が、現実として戻ってくる。

やっぱり、私はカリブラの3人が大好きだ。