【鬼滅の刃】モブですが何か？？？2

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『まぁそんな冗談はさておき』と妹が話を続ける
ふーん、あの暴言を冗談にするか
冗談かどうかは俺が決めるからな？ん？？(黒いオーラ)


『兄ちゃん、私鬼殺隊入るから』
「理由は。給料以外で」
『エﾞッ……と………自分の死に場所を悟って本能で…？(しどろもどろ)』
「ぜっっってぇに認めるものかぁぁあああ！！！！！兄ちゃんは認めねぇぞ！！！！！」
『ごめんさっきのはマジで間違えた』


ホントに死に場所を悟って入るつもりなら、泣いて喚いて暴れてでも止めるつもりだったが良かった良かった

にしても、ここまでして妹は鬼殺隊に入りたいのか
参ったな、止めづらい


ウチの教育方針「悪いことした奴は容赦なくぶん殴る」に従って、釘バットで容赦なくぶん殴ってやりたいところだが、あいにく今回は妹が悪いことをしたわけではない
なんなら人々の命を救おうとしてるんだからむしろ褒められることだ


『なぁ兄ちゃん』
「何だ妹」
『何でそんなに鬼殺隊嫌ってんの？やっぱ兄ちゃんの仕事が関係してる？』
「お前妙なところで鋭いのなんなの？そういうとこホント嫌い。勿論好きだけど」
『矛盾してんぞ』


そうだよ妹
鬼殺隊だけはやめてほしかったのは仕事が関係してるんだよ


俺の仕事も、人々を守るという点では鬼殺隊と同じだ
と言うか、この仕事は比較的鬼殺隊のこと知ってる人間が多いと思う(俺調べによると)

だって町の見回りとかしてるし
そりゃ嫌でも見かけるわ(でも同期のほとんどは見たことないって。俺鬼殺隊運強すぎじゃね？？？)
実際、上の人たちは鬼殺隊を知ってるけど黙認してるって噂も(鬼殺隊を知ってる一部では)流れてる

正直、帯刀してる奴らを捕まえかけたことも1度や2度ではない
…持ち前の運動神経で逃げられるけど


つまり、因縁…という程でもないけど仲が悪いのが俺の仕事と鬼殺隊だ
兄としてはそんな組織に可愛い妹を入れたくないわけで


「妹よ、お願いだから一旦考え直してくれ」
『あ、そうそう。明日には出てくから』
「報告が遅いっ！報連相大事！！」
『え？キャベツ？』
「野菜じゃねーしそもそも名前も違げーよ」


ホントに何なんだお前



こんな感じで全体的にアホっぽい会話をした翌日
妹は手紙を置いて居なくなった(家出した)

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