【鬼滅の刃】モブですが何か？？？2

17　敵襲 ページ39

『………』
「………」
『……………』
「……………」

気まずすぎる程の静寂が廊下を支配する
今私の目の前にいるのは霞柱様だ
あ、ちなみにあのクソウゼェ鴉はいないのでご安心を

どうしてこうなったのか？
それは、数分前にさかのぼ…って待って待って見るのやめようとか言わないで？？
絶対すぐに終わるから
だって私モブだし！！！(謎理論)




───数分前

『よっしゃ！！私の日輪刀キターッ！！！』
「うるさいですAさん」
『相変わらずの冷たさ』

何故か小鉄少年が刀を届けてくれる
彼曰く、「担当の刀鍛冶が渡しに行くのを面倒くさがったから」だそうで
通りすがりの小鉄少年も私の刀だと聞いて全力で拒否ったものの押し付けられて嫌々来たんだとか

ねぇちょっとフツーに傷つくんですが
そんなに私面倒くさい？？？

泣くぞ？いいのか？泣いちゃうぞ…アッ面倒くさがられる原因絶対これだ(理解)


「じゃあさよなら」
『そこは刀の色見てってくれてもよくない？？？』
「……………そうですね」

随分間があったけど了承してくれた模様
そんな少年の予想は「だいぶ濁った白色」らしい
どういう意味だコラ(怒)


スッと刀を抜くと、「少し濁ったよく見ないとわからないレベルの薄い青色」に変化する
これ別に私の心が濁ってるとかじゃねぇよ？
私の適正色なんだよこれが

「色うっっっす」
『黙らっしゃい。適正色なんだからしょうがねぇだろ』

鍛練が足りない？
知るかんなもん！
私は死なない程度に強けりゃいいんだよ！！

そんな感じで小鉄少年とおさらばし、愛しの禰豆子ちゃんのとこに向かおうとした私
しかし廊下の曲がり角で少女マンガみたくドーンとぶつかった




…はずもなく、人の気配を感じて咄嗟に避けた(モブ属性の習性)
誰だよぶつかりかけた奴
謝罪もなかったので殺意を込めて相手を見…

『かっ霞柱様！？！？！？』

あっっっぶねぇ！！！！！
私たちモブにとって、柱にぶつかるとか最早死刑宣告
かくいうサラサラヘアーの権田も、蝶屋敷でたまたま治療に来ていた風柱様と曲がり角で激突し、尋常でない程の殺意を向けられたとか(それ以来、彼は曲がり角がかなりのトラウマになっている。ウケる)


そんなモブが生き残る道はただ1つ

『すんませんっしたぁっ！！！！』

スライディング土下座をすることだ(違います)

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