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【サンプルボイス】
一人称…俺
二人称…キミ・○○くんor○○さん(年下、同い年)、あなた・○○さん(年上)
「……ーい、おーい！ はぁ、はっ……やっと見付けた！ ここにいたのか、スキュ、ラ……じゃない！？ ……あ、ああっ、急に声掛けちゃってごめん！ 今ちょっと人を探してるんだ。キミと同じくらいの背格好で、茶髪で緑色の瞳をした、そばかすがチャーミングな男子生徒を見なかった？ ……そっか、答えてくれてありがとう！ あっ、申し遅れてごめんね。俺はイアソン・ハースト、プロティース寮の10年生。また会う事があったらその時はよろしく！ それじゃ！」
「防衛術って、何となく肌に合ってる感じがするんだよなぁ。どうせなら、攻撃するよりも守り防ぐ事で誰かを助けたいって思うから……さ。元々、誰かと競うのとかあんまり得意じゃないんだ。ははっ、『優しい』って……そういうのじゃないよ。ただビビりなだけだ」
「ぅ、わっ！？ びっくりしたぁ……！ あ、あははは……情けない声出してごめん。俺、ちょっと動物が苦手でさ。アレルギーとかじゃないんだ。……ただちょっと、怖いっていうか……だからその、あんまり近づけないでくれるとありがたい、かな」
「ありのまま俺の全てを曝け出しても、キミは俺を受け入れられる？ 俺がキミの思うような人間じゃなくても、それでもキミは今まで通り俺に笑いかけられる？ ……嫌な聞き方してごめんね。でも、やっぱりすぐには頷けないだろ？だったら見せたい部分だけ見せ合っていた方がお互いの為になると思うんだ」
「目が、怖いんだ。じっと、心の中まで見透かしてくるような真っ直ぐな視線が怖い。……動物って、一度何かを捉えたらなかなか視線を逸らさないだろ？ だから苦手なんだ。俺が人間と普通に話せるのは、人間は誰も人の目なんてちゃんと見ないからだよ。誰だって自分の心の中に踏み込まれるのは怖い。だから、目線が合っていても、その目の奥まで届くようなまっすぐな視線で相手を見られる人なんて滅多にいないんだ。……俺だってそうだよ」
「ぐちゃぐちゃだ！ 頭の中が、まるで誰かに掻き回されてるみたいに、ぐちゃぐちゃになるんだ！ 違う、怒ってるんじゃなくて、悲しい訳でもなくて。違うんだ、今俺の中にあるのは言葉じゃない、そうじゃなくて……ああもう、何でも良いから壊させてくれよ！ 何もかもを、跡形もなくぐちゃぐちゃにしたいんだよ！！ …………ぁ、違う、違う違う違う違う、こんな事が言いたいんじゃないんだ。これは、こんなのは、俺じゃない……っ！」
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