草食彼氏のトリセツ。【mfmf】 (ページ6)

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無言キス1 ページ6

『ただいまー』

友達と遊んだ帰り。

出迎えてくれるまふに笑顔を向けて、リビングの床に座った。

「A～…」

『んー？』

フラフラと近寄ってきて、おねえ座りをする私に抱きついたまふ。

なんかいつもと違う。

『どしたのー？』

「……」

ほっぺを擦り付けてくるこのかわいいやつ。

犯罪級にかわいい。

ほわほわとかわいさに浸っていると、ちゅっと唇を吸われた。

『……？！』

トロンとした目ではにかんだまふにときめいて、下を向いた。

「…こっち向いてよ」

言いなりにそい、上を向けば再び降りかかるキス。

まふがおかしい。

いつもこんなことはしないのに。

嫌なことではないけど、少し不安になった。

でも、愛されているという現実に心臓が錯乱する。

『んぅ…ま、ふぅ…』

「……ん？」

『まふ…変っだよ？』

ぎゅーっとしがみついて、不安を知らせた。

「変じゃないよ、Aが悪いんだよ」

『…へ？』

話によると、訳も言わずに夜遅くまで外にいた私を心配していたらしい。

「…友達となら先に言ってよ！変な心配したぁ！」

『私が浮気なんてする訳ないじゃん』

「ほんと？」

『ほんとほんと』

にっこりと笑うと笑い返してくれた。

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彼女の浮気を心配した彼氏さん。

彼氏が本心を言いづらい性格なら、行き先とメンバーと帰る時間を伝えてから行く方がいいですよ。

下手をすれば自由を奪われるかも…？