貴方がいい!ﾊﾞﾛonly1 (ページ16)

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貴方だからページ16

A said

ふぇえぇ？だって(笑)
なんか可愛い人だなあ…。
耳まで真っ赤だし///////。

うぁ。沈黙は辛いよｰ泣

貴方…は誰…？

考えた末に出てきた質問だった。
あ"～もっと優しい言い方
にしれば良かった…。

どんどん男の子の目に
涙が溜まっていく。
まるで幼い子みたいに目がｳﾙｳﾙ。
小さな声でｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ私に謝りだした

BR『ごめんなさ…誘拐し…ごめ…』

小さ過ぎて聞き取れないよｯ?!
どうしよ。なんて言ってるの？

ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ涙を流しはじめた

えｯ？なんで泣くの？
別に泣くところぢゃないよね？
貴方のおかげで私は風邪が
悪化しなかったのに。

悪い雰囲気が部屋に流れた

泣きながら男の子は部屋から出ていこうとした。

待ってよ!まだお礼言えてないし。
何か誤解してるしｯ!
このままぢゃ繋がり切れそうで…

ゆっくりと手を握った

ぱしｯ

素早く払われた。
とても驚いた顔をしている。

なんで？
あぁ。私嫌われてんのかな？
早く出ていってほしい？ょね？

なんだか悲しくて。なんだか寂しくて
涙が頬をつたった。

A「ごめんなさい。邪魔だょね
あの…お礼言おうとして…手。嫌だょね。ごめんなさい。」

それだけ言うのが精一杯だょ
もう涙は出尽くしたつもりだった
何があっても平気だと思った
なのに
嫌われたと思うだけで……

ｷﾞｭｯ

強く手が握られた。