25☆唐突 ページ27
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「はー、美味しかったー」
「食ってすぐ横になると牛になんぞ」
「もー」
「俺は牛を隊室に入れた覚えはねえ」
「酷いな」
月読は食堂というか購買の様な所でパンとおにぎりを買ってきて、「米と小麦どっちがいい!?」と叫んだので影浦はすかさず「小麦」と端的に答えた。焼きそばパンが出てきた。
二人でもそもそと朝食をたいらげ、食べ終わった途端に月読がソファに倒れ込んだのだ。
「だってさー、お腹いっぱいになったら眠くならない?」
「ガキか」
「16ですー」
「十分ガキだな」
「雅人も同い年でしょ!」
月読は不満そうだが、影浦は見向きもせずに携帯をいじり続けている。
「A、お前今日予定あるか?」
「え?……特に無かったと思うけど」
「うし、じゃあ一時間後俺と一緒にラウンジな」
「えっ唐突」
携帯をいきなり机に置いたかと思えば、前触れもなくそんなことを言い出した。そのまま傍らにあった漫画を手に取り読み始める。
「……説明とかないの!?」
「ん?……おう」
「いやいやいや」
月読は勢いで立ち上がり座っている影浦を見下ろしながら抗議するが、正直威圧感などは全くない。
「説明つったってなんか必要か?」
「必要だよ!何するかとか他に誰かいるかとか」
「……言わねえ」
「はい!?」
確かに伝えられたのは時間と場所のみ。そこをつく月読だったが、反論虚しく影浦は漫画に目を戻してしまった。
「もー……本当相変わらずだなあ……」
「何か言ったか?」
「なーんにも。自販機のとこ行ってくる」
「一時間後には間に合えよ」
「そんなにいないよ」
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藤見日和(プロフ) - 照雪さん» 同感 (2016年11月13日 1時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
ジゼル - あっ、名前間違えた(小声) (2016年11月13日 1時) (レス) id: dc5182ee50 (このIDを非表示/違反報告)
照雪 - 藤見日和さん» あの人は別格です。 (2016年11月13日 1時) (レス) id: dc5182ee50 (このIDを非表示/違反報告)
藤見日和(プロフ) - 東さんが流石すぎる (2016年11月13日 1時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
藤見日和(プロフ) - 見ましたー。面白いですねwww私はログインできないのでフォローとかは出来ませんが応援してます! (2016年9月27日 6時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジゼル | 作成日時:2016年3月14日 22時