らしくない ページ28
バッキー「 Aはどこにいる 」
バッキーは 、急ぎ足でタワーに着いてそう呟くと ジャービスの声が聞こえた 。
" 第3会議室にトニー様といらっしゃいます "
走って廊下を駆け抜け第3会議室の扉を開けると 、 べろべろに酔ったAと困り顔のトニーが見えた 。
トニー「 早かったな 、 」
バッキー「 何で飲ませたんだ 」
バッキーはトニーを睨むと酔っ払って蹲っているAの頭を撫でた 。
トニー「 とんでもない言い掛かりだな … 僕が飲ませたんじゃない 。 こんな時間まで残って飲んでいたのを見つけたから君に連絡したんだ 。 むしろ感謝して欲しいくらいだ 」
おどけたようにそう言うと溜息をつきながら会議室から出て行くトニー 。
バッキー「 それが事実だとしたら 、Aらしくない 」
会議室を出て行く後ろ姿のトニーにそう呟くと " 誰かさんのせいで らしくないことをしたらしい " と振り返らないままひらひらと手を振り会議室を去って行った 。
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岡P(プロフ) - 初めて読ませて頂きました。切なさと、愛おしいさが合間って、胸がキュンとした素敵なお話しでした。更新、新作楽しみにしています。頑張って下さい。 (2019年10月4日 2時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m o k a | 作成日時:2019年8月31日 22時