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電話 ページ27

Aの事で頭がいっぱいな夜 。
バッキーは ベッドで眠れないまま 、ボーッとテレビを眺めていた 。

バッキー「 どう伝えたらいいんだ 、 」


拒絶されるかもしれないという不安と 、Aが離れていってしまうという恐怖がバッキーを襲う 。

かつてウィンターソルジャーとして悪事を働いていたような男が1人の女性を愛すことなど許されることでは無い 。

バッキーはそれを分かっていながら気持ちが溢れるばかりだった 。


そんな事を考えているとケータイが鳴った 。
" トニースターク "
表示される名前に眉を寄せながら通話ボタンを押した 。


トニー「 君の姫君を預かってる 、すぐに来てくれ 」


バッキー「 … 何時だと思ってる 」


時計に目を向けると深夜2時をとうに過ぎている 。 ため息をつきながらそう言うと 、トニーは呆れたように続けた 。


トニー「 Aが酔っ払って手に追えないんだ 。 … まあ 、迎えに来るつもりが無いなら Aは喜んで私が引き取るが 。 」



バッキー「 いや 、俺が引き取る 。 」



電話越しに聞こえてくるAの声は甘ったるくトニーに絡んでいた 。
それを聞いたバッキーは居ても立っても居られなくなり家を出た 。

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岡P(プロフ) - 初めて読ませて頂きました。切なさと、愛おしいさが合間って、胸がキュンとした素敵なお話しでした。更新、新作楽しみにしています。頑張って下さい。 (2019年10月4日 2時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:m o k a | 作成日時:2019年8月31日 22時

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