可能性×kwkm ページ29
※kwkm愛されに近い
ymmt side
「川上さん、ここの資料なんですけど…」
「ん…ちょっと見して」
僕が渡した資料をぺらぺらと確認する川上さん。
上から見える首筋に光るネックレスやら、左耳についたピアスを人知れず見つめる時間がちょっと好きだったりする。
「いいと思うよ。一応伊沢さんにも確認してもらえる？」
「はい…って川上さん、なんか…」
こちらを振り向いた川上さんの顔はなんだか火照っている。
心なしか少し呼吸も浅いような…
「もしかして、体調悪いですか？」
「…お願い、みんなには内緒に…」
「っ…そんな可愛く頼んだって駄目です！仮眠室、空いてますから…」
幸い、この部屋にいるのは今僕と川上さん…
「川上さん！？大丈夫ですか！？」
…と、こうちゃんか。
「いいよ、僕が看病するから、こうちゃんは仕事してて？」
「いや、山本さんだけに任せられませんよ！」
こうちゃんはよろめきながら走り寄ってきて、川上さんを支えた。
「だいじょぶ…そんな、寝るほどじゃ…」
「「だめです！」」
「仕事は僕たちが代わりますから！」
「おでこ、熱いし！」
2人でまくしたてれば、川上さんは困ったように笑ってふらふらと立ち上がった。
「…すこし、だけ…ね」
川上さんを仮眠室に連れて行くのはこうちゃんに任せ、キッチンに必要そうなものを取りに向かった。
冷蔵庫の中から水のペットボトルと、誰のかよくわからないウィダーを取り出す。
多分伊沢さんだけど。
「川上さーん、いろいろ持ってきました〜」
仮眠室のドアを開けると、こうちゃんが「しー」と唇に人差し指を当てた。
「寝てる？」
「うん…やっぱ疲れてたのかな」
「そういえばこうちゃん、川上さんに触り過ぎだからね？」
「不可抗力でしょ」
「そういう問題じゃないの！この前だって抜け駆けして川上さんにピアスプレゼントして…」
「じゃあ山本さんだってやればいいじゃないですか！」
「ん“…んん…」
やばい、声を出し過ぎた…
と、2人で目を見合わせた頃には時すでに遅し、川上さんは眉をしかめて目をうっすらと開けた。
「…俺は2人とも好きやから…あんま、喧嘩せんで？」
川上さんは寝言のようにつぶやいて、頭まで布団をかぶってしまった。
2人して無言で悶絶したのは言うまでもない…
fin
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Azusa(プロフ) - morさん» そうですね！私も創作意欲を失った訳では全く無いので少し落ち着いたら長編とかも書いてみようと思ってます(^-^)最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2021年1月13日 2時) (
レス) id: 1e11c41067 (このIDを非表示/違反報告)
mor - 更新お疲れ様でした！再開される時まで待ってます！その時はizym長編とか最後のizymの続きとか読みたいです！ (2021年1月1日 20時) (レス) id: 06bc4acfa5 (このIDを非表示/違反報告)
Azusa(プロフ) - 緋歌梨さん» 本当ですね…治しておきました。わざわざ教えていただいてありがとうございます…！！ (2020年11月29日 21時) (レス) id: 1e11c41067 (このIDを非表示/違反報告)
緋歌梨(プロフ) - 19ページの9行目みんなには言ったのかじゃないですか? (2020年11月29日 20時) (レス) id: ef32365840 (このIDを非表示/違反報告)
Azusa(プロフ) - ゆゆーさん» 可愛いシチュのお陰です笑 リクエストありがとうございました！ (2020年11月14日 17時) (レス) id: 1e11c41067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azusa
| 作成日時：2020年9月13日 21時
