fkr×ymmt ページ41
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「法学部のこうちゃんに折り入って頼みがある！」
仕事終わりのオフィスに山本の声が響いた。
「おお笑なんですか、山本さん…」
「企画考えるの手伝って！」
両手を合わせて頼み込んでいる。
「えと…法律関係の何かをやりたいんですか？」
「そそ…これなんだけど。さすがに専門知識が無くてさ」
「あぁ…この辺は法学やってない人じゃ厳しいかもね…あはは、そんな顔しないでよ。教えるから」
…こうちゃんの肩に手なんか回しちゃって。
「あー！ここ見ればいいんだ！なるほどね…」
やるじゃーん、と人差し指で頬をつついている。
東大法学部卒ですから、なんて自慢げに山本の方を向いたこうちゃん。
その距離は相当近い。
「福良、顔怖い」
「…うるさいよ」
きっとにらめば、おぉ怖い怖い、と俺から離れていく河村。
「こうちゃーん、ちょっと」
ついでに、といった感じで河村がこうちゃんを撮影部屋に連れていった。
「あ、はい！山本さん、また今度でも？」
「あぁ、もちろん！ありがとね〜」
にこやかに手を振ってこうちゃんを送りだす。
山本はふぅ、と息をついてから俺の方を向いた。
「福良さん、もう仕事終わってます？」
「あぁ、終わってるよ」
「あの、一緒に帰りません？」
「んー…」
デスクに頬杖をついて考えこむようなしぐさを見せる。
わざとらしくため息をついた。
「福良さん…なんか怒ってる？」
「…怒ってないよ」
「嘘だよ、なんかいつもと違うもん」
「違くないし」
「違いますよ」
むむ…と山本に見つめられる。
言いたくない。
俺以外にあんまり近づいてほしくないとか。
だって、そんなの重いじゃん。
メンヘラみたいじゃん。
めんどくさいやつだと思われたくないし。
なんて、こんなこと考えてる時点で相当めんどくさいやつなんだけど。
「…山本」
「はい？」
「さっきの企画、俺が手伝おうか」
「へ？」
あれ、待て待て俺。
何を言ってるんだ俺は。
「いや…ありがたいけど、やっぱこうちゃんが法学部だし…」
「そういう関係の企画やるんだったら演者側にこうちゃんがいた方がいいでしょ？俺も人よりは詳しいし」
慌てて取って付けたようにそう言うと、山本は納得いかなそうに距離を詰めてくる。
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Azusa(プロフ) - 未夢さん» あっ…それいいですね( *´艸｀)書かせていただきます！リクエストありがとうございます！ (2020年7月25日 6時) (
レス) id: b3528607b0 (このIDを非表示/違反報告)
未夢(プロフ) - 初コメ失礼します。Azusaさんの作品好きでひっそりファンしてましたwリクエスト兼ハピエン好きの個人的な要望なんですけど、『運命なんて』のafter storyのafter storyとしてこうちゃん×河村さんで、こうちゃんが河村さんを好きって設定でお話書いて貰えませんか？ (2020年7月25日 0時) (レス) id: 0eb283414f (このIDを非表示/違反報告)
みらい(プロフ) - Azusaさん» ありがとうございます！！楽しみに待ってます！！ (2020年7月24日 22時) (レス) id: 94c5d844e4 (このIDを非表示/違反報告)
Azusa(プロフ) - みらいさん» コメントありがとうございます♪裏の方でリクエストをいただいたkwkm×ymmtも鋭意製作中ですので、少しお待ちください(*‘∀‘) (2020年7月23日 21時) (レス) id: b3528607b0 (このIDを非表示/違反報告)
みらい(プロフ) - リクエスト書いて頂き、ありがとうございます！！izwさん×ymmtさん最高でした(*´ `*) (2020年7月21日 17時) (レス) id: 94c5d844e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azusa
| 作成日時：2020年6月4日 18時
