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Kwkm side
山本がその場からいなくなったとき。
「あれ、伊沢起きてね？」
須貝さんが伊沢さんの方を指さして言った。
「…皆がうるさくて起きたんだよ」
「うわぁ、盗み聞きだ」
伊沢さんは目を細めていたずらっぽく笑っている。その顔の赤さは照れなのか、酒によるものなのか、俺にはわからない。
「どうなの？今の聞いてて」
「今のところはあれで充分です。嫌われてなくてよかった」
須貝さんたちは、そら良かった、と酒をあおる。
「あー…俺もそういう恋愛してぇー…」
「何言ってんの笑」
「あ、山本戻ってくる」
足音が聞こえ、俺がそう言ってすぐ山本が水を飲みながら部屋に入ってきた。
振り返れば、伊沢さんはすでに狸寝入りを決め込んでいて、福良さんと須貝さんは目を合わせて笑っている。
「ん？何かあったんですか？」
山本は１人頭上にはてなを浮かべている。その姿でまた2人が笑う。
「カオス…笑」
苦笑いを浮かべていると、向こうにいるこうちゃんがむくりと起き上がった。
「あぁ…俺明日1限からだからもう帰んないと…」
「お、じゃあ今日はそろそろお開きにするかぁ…」
須貝さんの鶴の一声で周りはゆっくりと片付けを始めたが、彼らのおぼつかない足取りではいつ皿を割るかわからない。
「僕らで片づけますか、川上さん」
どうやらギリギリ素面の山本と俺で片付けをすることになりそうだ。
「はいはい、皆はもう自分のものだけ片付けて早く帰った帰った」
「ごめんねー…ありがとう…」
みんながゆらゆらと動き始める。
はたから見てるとかなり面白い。
「こういうとき酔ってないとちょっと楽しいですよね」
「わかる」
2人で笑いながら、皿を台所に運んだ。
ymmt side
「よし、とりあえずこんなとこかな」
一通り缶やらグラスやらを片付け終え、綺麗になったリビングを見まわす。
酔っぱらっていた人たちの姿はすでになく、その静かさに驚く。
「よし、じゃあ俺も帰るわ。じゃあねー」
川上さんも自分のリュックを持って帰っていった。
うし、そろそろ僕も帰ろう。そう思って荷物を取りに撮影部屋に入ると、ソファで丸くなる人影が目に入った。
「ぅわっ……！」
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おさかな天国(プロフ) - 初めて作品を読ませて頂いたのですがめちゃくちゃ最高でした…！！！お互いのもどかしい感じが堪らなくて思わず声が漏れてしまうほどでした！ (2020年9月12日 4時) (
レス) id: b7635649b8 (このIDを非表示/違反報告)
SS@踊り子(プロフ) - Azusaさん» 大丈夫ですよ！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: acb37a6fcd (このIDを非表示/違反報告)
Azusa(プロフ) - SS@踊り子さん» あはは‥‥笑 私も書いててストーリー決まってるのにドキドキしてました笑 楽しんでいただけたのなら嬉しいです！p.s.返信遅くなってすみません。最近見に来てなかったもので‥‥ (2020年6月2日 21時) (レス) id: 1e11c41067 (このIDを非表示/違反報告)
SS@踊り子(プロフ) - 心臓に悪い(良い意味で) (2020年5月15日 14時) (レス) id: acb37a6fcd (このIDを非表示/違反報告)
Azusa(プロフ) - Yさん» 本当ですか！？嬉しい‥‥！最後まで読んでいただいてありがとうございました。ちゃんと完結させられて良かった‥‥笑 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 1e11c41067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azusa
| 作成日時：2020年4月28日 8時
