その9 ページ10
狛治side
恋雪「狛治さんありがとう。もう充分です。
もういいの。もういいのよ。」
無惨「猗窩座！！」""ザシュ！！""
無惨様が呼びかけてくる。が、それをAが刀で切っていく。
俺は恋雪に思い切り抱きついた。
狛「ごめん！ごめん！！守れなくてごめん！！
大事な時側にいなくてごめん！！
約束を何一つ守れなかった...！許してくれ！
俺を許してくれ頼む！許してくれ...！」
子供の様に泣きながら恋雪に許しを乞う。
恋「私たちのことを思い出してくれて良かった。
元の狛治さんに戻ってくれてよかった...。」
恋 「""おかえりなさい。あなた...""」
ーーーー
Aside
ここは...どこ？
真っ暗な空間に1人ポツンと立っていた。
向こうから明りが見える。一歩、また一歩とその明かりに吸い込まれる様に歩いていく。
明かりの先には狛治と恋雪と師範が居た。
『恋雪！！師範！！狛治！！』
3人の元に走り出す。が、あと少しの所で右手が何かに引っ張られ進めなくなった。
『っ離して！待って！私もすぐ行くから待って！』
右手が引っ張られ、少しずつ３人との距離が離れていく。
恋「A。貴方はまだ駄目よ。
貴方の帰りを待っている人がいる。」
師「狛治を戻してくれてありがとうな。
お前は自慢の娘であり、弟子だ。
行ってこい。お前の居場所はもうあるだろう？」
狛「Aにはまだ守るべきものがある。
杏寿郎を守れるのはお前しかいない。
幸せになれよ。A。」
背中を向けて歩いて行ってしまう3人。
『待って！待ってよ！私を置いてかないで！』
「A。」
何処からか私を呼ぶ声がした。誰だっけ。思い出せない。とても大切な人だった気がする。
「A！」
あぁ、この声は杏寿郎だ。帰らなきゃ。私の帰りを待ってくれている人が居る。
覚悟を決めて３人の方を向くと
恋雪・狛治・師範「A！いってらっしゃい！！」
これまで辛い事なんて何一つ無かったのではないかと思えるほど幸せそうな顔で３人手を振るもんだから、
『ゔん！いっでぎまずっ！！』
カッコよく決めようと思ったのに、泣いちゃった。
〜〜〜
'"パチッ""
目が覚めると、和室っぽい部屋の布団で寝ていた
ずっと引っ張られていた私の右手は、杏寿郎の両手に包まれていた。
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Azukizansu(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございますヽ(´▽｀)/完結出来るよう頑張ります！！ (2021年2月2日 20時) (
レス) id: 9ac09cc0ed (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - まさかの急展開に驚いています！！これからどうなっていくか楽しみです！これからも更新頑張って下さい！ (2021年1月31日 23時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルビ丼 | 作成日時：2021年1月29日 0時
