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刀鍛冶の里 その8 ページ9

猗窩座side




死んだ所で三人と同じ場所にはいけない




よくも思い出させたな。人間め。柔い脆く弱者。
すぐ死ぬ。壊れる。消えてなくなる。





猗「よくも思い出させたな。何一つ守れなかった
  惨めで滑稽でくだらない話を...。」






'"破壊殺 滅式...""





ーーーー
Aside




やばい。体が動かない。動け動け動け!!足を出せ!こうしている間にも猗窩座がこちらに向かってくる。




""トンッ""





後ろから軽く背中を押された。





慶蔵・恋雪「狛治を 頼んだ/ お願い...!」





後ろから聞こえた2人の願いを足に込め、最後の力を振り絞り一歩一歩踏み込だし、速度を上げていく。





渾身の一撃を!狛治が目を覚ます一撃を!
猗窩座は目と鼻の先だ。拳に力を入れろ!!





""ガッ!""




足がもつれ、猗窩座に寄り掛かる形で倒れた。
限界を超え、立てなくなった私を支えていたのは猗窩座だった。





『もう、やめよう。私たちは何も守れなかった。
 大切な人さえ守れなかった惨めで滑稽な話だよ。


 だけど、くだらなくはないよ。
 人間として精一杯生きた掛け替えの無い
 日々だったと思う。後悔ばっかりな過去だけど、
 幸せだと思える事も沢山ある。
 
 
 過去から目を背けないで!思い出して...
 恋雪も師範も、お父さんも待ってる。
 ""帰ってきて、狛治"".』






ーーー
狛治の意識の中




『""帰ってきて、狛治""』




目の前に親父が居た。




狛「親父....もう平気か?苦しくねぇか」




親「大丈夫だ狛治。ありがとうなァ.....」




狛「ごめん親父、ごめん、俺やり直せなかった。
  駄目だった。」




頭に大きく優しい手が乗った




慶「関係ねぇよ。お前がどんなふうになろうと、
  息子は息子。弟子は弟子。死んでも見捨てない。
 

  ....天国には連れて行ってやれねぇが」




狛(師範...)





""グンッ""





俺の髪の毛を無惨様が掴み上げた。





無惨「強くなりたいのではなかったか?
  お前はこれで終わりなのか?猗窩座。」





猗「そうだ、俺は強くなる。強くなりたい。」





""ザシュ!""




突然、無惨様の体が消えた。





狛「A...?」





無惨様の後ろから刀に炎を宿したAが居た。





『恋雪が待ってる。帰ろう。狛治。』





猗「俺は...まだ。」





顔に両手が添えられた。





恋「狛治さんありがとう。もう充分です。
もういいの。もういいのよ。」

その9→←猗窩座の過去[2]



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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 煉獄さん , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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Azukizansu(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございますヽ(´▽`)/完結出来るよう頑張ります!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: 9ac09cc0ed (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - まさかの急展開に驚いています!!これからどうなっていくか楽しみです!これからも更新頑張って下さい! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルビ丼 | 作成日時:2021年1月29日 0時

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