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猗窩座の過去 ページ7

猗窩座side



強くなければ持って帰って来られない。
親父に薬を届けられない。




強くなければ盗んだ財布を持って逃げる事が出来ない



強くなければ返り討ちに遭っても勝てない



強くなければ奉行所に捕まって刑罰を喰らう




「お前がまた捕まったって聞いて親父さんが首括って死んじまった!死んじまったよォ!!」




突然だった。少しヘマして奉公所で刑罰を喰らい釈放された帰り、街の人が泣きながら教えてくれた。




俺は鞭でめった打ちにされようが、骨を折られようが、親父の為なら耐えられる。何百年でも。




なんで、首なんか吊った。俺は死んだって良かったのに。親父の為なら。




""親父の為なら!!""




「おーおー、大したもんだ。
子供が殺されそうだってんで呼ばれて来てみれば
大人七人も素手で伸しちまってる。

お前 筋がいいなぁ。大人相手に武器も取らずに
 勝つなんてよ。気持ちのいい奴だなぁ。」





(誰だコイツは。俺は何を見てる?俺の記憶なのか?)





「俺の道場に来ないか?門下生が誰もいなくてな」





「うるせぇ糞爺!!ぶち殺すぞ!!」





「うむ!まずは生まれ変われ少年!さぁ!来い!!」




「くたばれ!!糞爺!!」




""ドドドド!""




目の前の男に手も足も出ないまま、殴られ俺は意識も失った。





あぁそうだ、この後、恋雪の看病と門下生として俺はこの道場に招かれた。





侍でもなんでもない師範がこれ程の土地と道場を持っているのは





老人が山賊に襲われていたいたのを助けた所
その老人は素流の技に甚く感動し





継ぐ者がいなかった土地と古い道場を師範に譲ったかららしい。




しかしその土地と道場をものにしたかった奴らは面白くない




隣接した剣術道場は素流道場に嫌がらせをしていた




そのせいで素流道場には門下生が増えなかった




だが、ここでの稽古と恋雪の看病で俺の心は救われた




3年経って俺は十八になった。恋雪は十六。伏せることも殆どなくなり普通に暮らせるようになっていた




そんなある日、師範に呼び出された。




師「この道場を継いでくれないか、狛治。
  恋雪もお前のことが好きだと言っているし。」




狛「は?」




ーーー
少し更新が遅くなります!ごめんなさい!m(__)m

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 煉獄さん , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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Azukizansu(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございますヽ(´▽`)/完結出来るよう頑張ります!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: 9ac09cc0ed (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - まさかの急展開に驚いています!!これからどうなっていくか楽しみです!これからも更新頑張って下さい! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルビ丼 | 作成日時:2021年1月29日 0時

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