その7 ページ6
猗窩座side
""ガンッ!ドンッガガンッ!""
拳が交わる衝撃で砂埃が舞い上がる。
猗「素晴らしい!!お前!名は何という!」
『ぐっ、A...。思い出して!狛治!!』
""ズキンッ!!""
まただ、また頭痛がする。目障りだ。
目の前で動けなくなったAにとどめを刺そうと一歩踏み出したが""グン'"誰かに腕を引かれた。
恋「狛治さん、もうやめて。」
猗「離せ。手を離せ。誰だお前は。」
何故泣いている?彼女の手を振り払う事が出来なかった。いや、しようとしなかった。
恋「もうやめにしましょう。」
猗「駄目だ。俺は奴らを殺さなくてはいけない。」
恋「どうしてですか?」
猗「俺は強くならなくてはいけない。
邪魔する奴は殺す。」
恋「どうしてですか?
どうして強くなりたいのですか?」
猗「それは、強くなければ持って帰ってこられないからだ。親父に薬を。強くなければ...。」
ーーー
Aside
『はぁ、はぁ。ぐっ、はぁ、はぁ。』
体の再生が追いつかない。鬼と言えど、人を食べた事も無ければ、禰豆子のように特別な力を持っているわけでもない。限界だ。
立っているのも辛い。後ろから杏寿郎の声が聞こえるが上手く聞き取れない。視界もボヤけている。
猗窩座が動いた。これがとどめの一撃と言った所だろう。が、突然動きが止まった。
ボヤける視界の中、猗窩座の腕を掴み、涙ながらも必死に訴えかける今は亡き、恋雪の姿があった。
ーーーー
作者から
更新遅れました!!ごめんなさいm(_ _)m
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Azukizansu(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございますヽ(´▽`)/完結出来るよう頑張ります!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: 9ac09cc0ed (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - まさかの急展開に驚いています!!これからどうなっていくか楽しみです!これからも更新頑張って下さい! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルビ丼 | 作成日時:2021年1月29日 0時