その6 ページ16
しのぶside
昨晩、Aが屋敷に忘れていった包みを持ち煉獄さんと宇髄さんが柱稽古で利用している訪れた。
天「遅い遅い遅い遅い!!何してんのお前ら意味わかんねぇんだけど!?基礎体力無さ過ぎるわ!!!
こんなに遅かったら上弦に勝つなんて夢のまた夢よ!?」
屋敷に入ると、片手に竹刀を持った宇髄さんがのたのたと走る隊士に罵声をあげていた。
し「こんにちは、宇髄さん。お忙しい所失礼しますね。」
天「あぁ!?あ、胡蝶か、すまねぇな。」
し「いえいえ、そちらも大変そうですね。
所でAの忘れ物を届けにきたのですがどこに居ますか?」
天「あー。...あそこだ。あの部屋で昨晩からド派手に話し合ってるぜ。」
し「そうですか。もう少し2人のすれ違う姿を見たかったんですけどね...。」
天(...そう言いつつも、派手に嬉しそうな顔してるじゃねえか。)
天「お、煉獄のやつやっと出てきたな。
ま、あの様子だと上手くいったようだな。」
2人の目線の先には、煉獄さんと、煉獄さんにお姫様抱っこされ顔を真っ赤にしているAがいた。
ーーー
Aside
しのぶから助言をもらい、帰ってすぐ杏寿郎に自身の過去、想いを伝える事にした。
帰ってからは早かった。帰ってすぐに、屋敷の一室でお互いの思い、過去、考え、全てを一日かけて打ち明けあった。恋愛を除いて...。
結論から言うと、私は人間に戻る事に専念する。と言う結果となった。
""絶対死なない""という、鬼舞辻無惨との戦いを目前としてなんとも無謀で無茶苦茶な約束を前提に...
だけど、こうでも言わないと杏寿郎は仲間の為、責務の為、簡単に自分の命を捨ててしまう気がしたから...
こうして一通り話が終わり、今に至る。のだが、
誰か助けてーー!もう死にそうだよーー!
近い!近すぎる!いや!もう触れ合える距離!!
いや待って!?もう触れてる!!いい匂い!!違う!
心臓が破裂する!!本当に!本気で!!
そう、私は今、杏寿郎にお姫様抱っこされていた。
『げ、限界...グハッ』
杏「む?A!?どうした!!?大丈夫か!!?
Aーー!!!」
天「やっぱりな。やると思ったわ。」
し「ふふっ。あらあら。」
天(あの2人あんな調子でデート行けんのか?)
この時の私はまだ杏寿郎とのデートが待っているとは思いもしなかった...
163人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Azukizansu(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございますヽ(´▽`)/完結出来るよう頑張ります!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: 9ac09cc0ed (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - まさかの急展開に驚いています!!これからどうなっていくか楽しみです!これからも更新頑張って下さい! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カルビ丼 | 作成日時:2021年1月29日 0時