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変化 ページ11

Aside




杏寿郎の両手に包まれた私の右手。
う?これは一生右手を洗えないやつ!!///




そんな事を考えながら、体を起こし、隣で正座をして下を向いている杏寿郎の顔を覗き込む。




杏「...スー...スー」




ね、寝ている!?可愛いな!!
...まつ毛が長い。寝顔も綺麗すぎるよ///




時折、自分の容姿が嫌になる事がある。しのぶちゃんや、蜜璃ちゃんが杏寿郎と話す姿はとても絵になる。





じゃあ私が杏寿郎と話す姿は?
あぁ、また悪い事ばかり考える。





楽しい事を考えよう!!





""君が綺麗だと思った""





あの日、杏寿郎に言われた言葉が過ぎり、顔が赤くなるのが分かる。





それと同時に、今まで必死に隠してきた自分の本当の姿を晒した事も思い出した。





杏寿郎。私は貴方の隣に居てもいいんですか?





「うむ!勿論だ!!」





『どぅりゃ!?』





『きょ、杏寿郎!?いつから起きてたの!?』





「君が俺の顔を覗き込む辺りだ!!」





ほぼ最初やないかい。





『起きたのなら教えてくださいよ...』





「む?それはすまなかった!!コロコロと表情を変えるAの姿があまりにも可愛くてついつい見惚れてしまった!!」





『っ!!////』





なんだ、この天然タラシは!!





身体中の体温が顔に集まってくるのが分かる。今の私の顔は茹で蛸みたいな顔になってるだろう。





""ガバッ""





杏寿郎が思い切り抱きついてきた。





『っえ/// ど、どうし「君を...失うかと思った。」





「6ヶ月。6ヶ月だ。」





『6ヶ月?』





「あぁ、君が猗窩座を倒し、倒れ、眠りについてから6ヶ月が経っている。」





そう言い抱きつく力を強めた杏寿郎の手は、小刻みに震えていた。





「今なら父上の気持ちがよく分かる。
君を失いたくない。俺のそばから離れないで欲しい。毎晩危険な戦場に行かず、普通の人として安全に毎日を過ごしてほしい。



君のいない日常はこんなにも寂しくて辛い。
命をかけ戦う仲間にこんな我儘を言ってしまうとは、鬼滅隊を支える柱として不甲斐ない...。」





いつも前向きで、怖いものなど無いと思えるほど元気な彼の姿からは想像出来ない言葉だった。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 煉獄さん , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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Azukizansu(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございますヽ(´▽`)/完結出来るよう頑張ります!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: 9ac09cc0ed (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - まさかの急展開に驚いています!!これからどうなっていくか楽しみです!これからも更新頑張って下さい! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルビ丼 | 作成日時:2021年1月29日 0時

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