忘れ物 ページ10
『あ!志央くん、望さん!!お疲れ様です〜!』
元気な笑顔で手を振る彼女は今までの疲れが吹っ飛ぶくらいに可愛い。
「いつもごめんなぁ。」
『ううん!朝が苦手で忘れん坊な志央くんが悪いから、私は全然気にしてないよ!!』
zm「ぶっっwwwお前の彼女さんほんま面白いなw」
わりと刺さる言葉を言うが、そんなところもまた可愛い。
俺は思ったより甘いんだろうか。いや、甘やかされてるからか。
『そうそう!今日一緒にご飯食べれる?』
「俺はええけど、望どうする？」
zm「お前等がええって言うなら俺は構わへんで。」
『じゃあ一緒にたべましょう!!』
少し外に出た所には俺の会社の社員テラスというものがある。
彼女はここが好きだというのでここで食べることにした。
『「「いただきます」」』
各々がお昼を食べ始めた所で彼女は朝のお礼を望に渡す。
『望さん、これ朝のお礼です!』
zm「あぁ、別にええのに……。ま、ありがとうな!」
そういえば望さん、いつもコンビニ弁当だ……。
それと前々から気になっていたことが一つ。
「Aって、なんで望だけ敬語なん?」
『え?あ、確かに。』
zm「え、俺だけなん!?」
俺だけ敬語という事実に驚く望だったがすぐに彼女から訂正が入った。
『いやっ!そうそうわけじゃなくて……。私の職場の人たちとはわりと良く話すのでタメなだけです!
志央くんの職場の人は、あんまり交流がないので……』
zm「タメにしてやぁ、あいつらだけずるいわぁ。」
望が駄々をこね始める。こうなったらどうしようもないことを彼女は知っている。
『わ、わかった!わかったから!これでいいよね?望さん。』
zm「まぁええわ。次会うときはさん付け止めてな!」
あ、鎌かけたなこいつ。可哀想に……
「あ、次の撮影多分Aもバレへん程度で一緒に遊ぶんやけどええか?」
zm「もう公開したらええんとちゃう?」
「えぇー、それはなんかAが大変なことになるんとちゃう?」
『私は大丈夫だよ?志央くん達の邪魔にならなければ。』
zm「ほら、あいつらが否定するわけないやん。なんかあったら俺等が守ってやったらええやん。」
そうは言われてもな……心配なことに変わりないしな……。
「ま、とりあえず今週末の撮影次第やな。」
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蜂蜜(プロフ) - ありがとうございます!非常にゆっくりペースになると思いますが、最後まで応援してくださると嬉しいです( *´艸｀) (2019年8月1日 14時) (
レス) id: 751cc78c80 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 面白かったです！ゆっくり自分のペースで更新頑張って下さい！ (2019年7月31日 21時) (レス) id: 3f6445389c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うぐいす | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/Azukimochi2
作成日時：2019年7月31日 15時
