【d!】俺の隣はあんただけっすよ。【shp】 (ページ3)

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あの日の思い出ページ3

________その日から何年か経ち、今となっては古い思い出になりかけている出来事を彼は忘れないだろう。

様々な場所へ二人で出掛け、大変な仕事も乗り越えてきた。

次も、これからもきっと、二人で仕事が出来ると、彼らは思っていたであろう。

だが、現実はそこまで甘くなかった。

「至急会議室集合。」

彼女たちはこの一方を聞き、会議室へ急いで集まった。

そして全員が集まったことを確認し、ここへ彼女たちを集めた男が口を開く。

「α国が条約を破った。これより我々はα国に宣戦布告をする。」

α国。我々国とは友好な関係であったが一体何があったのだろうか。

ひそひそと彼女の仲間たちは話している。

だが相手国には勝ち目がない。何せ彼らに目をつけられ、戦争に負けた国は数知れず。絶対勝者の国に負けはない。

「お前ら準備は良いか…………さぁ、戦争をしよう｡」

「「「「ハイル・グルッペン。」」」」

彼らを仕切る男のその一言で、この場に居る全員が心を奮わせた。

開戦は一週間後。

それまで各自、戦争に向けて最終確認をしている。