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71話 ページ22
拝啓 太宰 治様
治がこの手紙を読む時、僕は恐らく貴方の隣には居ないと思います。
まぁ、何時かはこうなる筈だったんだけどね。
むしろ僕が皆と探偵社にいれた時間は奇跡の様な物だった。
本当に楽しかったんだ。
地下室で治に出逢ったあの日、僕の中でずっと止まっていた時間が動き出したんだ。
感謝してる。
もし僕が居なくなった事で悲しんでくれているなら、前に向かって進んで。
そして忘れないで欲しいんだ。
もしかしたらそのうち、治達の記憶の中ではあの日僕は死んだ事になるかも知れない。探偵社の人達の中ではそもそも会わなかった事になるかも知れない。
それでもどうか忘れないで。
嘘だらけの僕にとって、皆との時間は本物の幸せを感じれる時間だった。
今まで本当にありがとう。
また何処かで。
某月某日
入出 A
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あずき(プロフ) - 晋陽さん» ありがとうございます！ (2017年6月25日 11時) (
レス) id: e1f21a4d38 (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 続編おめでとうございます！これからもがんばってください！ (2017年6月25日 10時) (レス) id: 698e01f38a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2017年5月18日 1時
