【ハリーポッター】側にいて欲しい。２ (ページ22)

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バジリスクページ22

トム「これといって特別な魔力も持たない赤ん坊がどうやって偉大なる魔法使いを破ることができたんだ？」

ハ「ヴォルデモートは君より後の人物だろ？」

トム「ヴォルデモートは僕の過去であり現在であり未来なのだ。」

そう言ってトムは空中にトム・リドルの文字を書き、並べ替えた。すると見事に「私はヴォルデモート卿だ」という文字になった。

『あなたがヴォルデモートだったのね。じゃあスリザリンの後継者はあなたなのね…』

トム「その通り…この僕が汚らわしいマグルの父親の名をいつまでも使うと思うか？ノーだ自分で新しい名を付けた。僕が最も偉大な魔法使いになった時皆が口にすることを恐れるであろう名前を！」

ハ「最も偉大な魔法使いはアルバス・ダンブルドアだ！」

その時一羽の不死鳥が何かをくわえて飛んできた。

ハ「フォークス！それと…組み分け帽子！？」

トム「はっ！ダンブルドアが味方に送って来たのはそんなものか。歌い鳥に古帽子じゃないか。」

そういうとトムは蛇語でバジリスクを呼び出した。

トム「サラザール・スリザリンの継承者であるヴォルデモート卿とかの有名なハリー・ポッターとでお手合わせ願おうか。パーセルタングを唱えてもムダだぞ僕だけに従う。」

バジリスクの目を見てはいけないので私達はただ逃げることしか出来なかった。
その時、フォークスが飛んできてバジリスクの目を潰した。
これで目を見て戦うことができる！

トム「バジリスクの目はつぶされたがまだ音でお前が分かるぞ！」

私達はバジリスクに追い詰められたが、ハリーが石を投げ、バジリスクの注意がそちらに向いている間に逃げ出した。

トム「さぁポッターもうじき全てが完了する。あと数分でジニーは死に僕は記憶ではなくなる。ヴォルデモート卿が復活するのだ。再び…生きて…この世に。」

ジニー…
その時組み分け帽子の中に銀色の光る剣があるのを見た。
ハリーはそれを掴みバジリスクに立ち向かった。
バジリスクがハリーを襲おうとしたとき私は思わず

『やめて！』

と叫んだ。するとバジリスクが一瞬動きを止め、こちらを向いた。
ハリーがそれを見逃す訳もなく、組み分け帽子の中から出てきた剣はバジリスクの頭を貫いていた。
しかしバジリスクの牙がハリーにも刺さったらしくふらふらとした足取りでハリーは私とジニーの元へ戻ってきた。