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フッと目が覚めると見たことの無い天井だった。

まだ何となく頭がボーッとする。

誰かに手を握られているのに気づいて体をゴソゴソと動かせばズキっと腕が痛む。


『っいった!』


萩原「Aちゃん!」


『ぁ、萩原さん…』


手を握ってくれていたのは萩原さんだった。

ボーッと萩原さんの顔を見ていれば勢いよくカーテンが開いた。


松田「お!起きたか!頑張ったな、A」


『松田さん…』


萩原「降谷ちゃんと諸伏ちゃんは少し後始末でいないけど今日は絶対家帰るって言ってたぜ!」


ハッと思って時計を見たらもう針は22時になろうとしていた。


『あ、、迷惑かけちゃってごめんなさい。ご飯の準備とか何もしてなかったし…』


萩原「いやいやいや、何言ってんのAちゃん!」


松田「そうだぞ。お前今自分の状況分かってんのか?まだ保護されて2時間くらいしか経ってねぇんだぞ?それが飯だのなんだのって。」


あぁ、そういえば2人の顔見て忘れてたけどさっきまで私…。

思い出したら涙が浮かんでくる。


『あ、の…!』


さっきの恐怖を思い出して上手く喋れなくなる。


萩原「Aちゃん、落ち着いて。深呼吸一緒にしよ」


そう言って背中を摩って一緒に深呼吸をしてくれる萩原さん。

背中を摩る手が優しくてもっと涙が出そうになる。


松田「A。こんなときくらい我慢すんなよ。あんな目に合えば誰だって怖ぇよ。俺らの前でくらい思いっきり弱いとこ見せて泣けよ。お前はよく頑張ったよ」


その言葉を聞いて、もう涙は止められなかった。


同じ男の人なのにさっきみたいな気持ち悪さはなく萩原さんと松田さんに触れられることによって安心する。


萩原「もうちょい落ち着いたら一緒に家に帰ろうな」



『っは、い!』

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天然石 - 全然更新されてたないのですが続きみたいです更新してください (1月11日 11時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずき | 作成日時:2023年11月7日 2時

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