2 ページ3
「生・石川祐希…」
「はい。石川祐希です」
初めて見た
うわ〜！身長高っ！顔がおキレイ…。肌白っ！
「あの…。怪我…」
「あっ、いえ！大丈夫です！！」
「ならよかったです」
偶然？だとしても、これは運命だよ〜
キャキャしている私。
「あの、助けて下さい」
「へっ？」
助けを求められた
何故？？
そう思ってた
「ここの近くにfortuneていうケーキ屋あるときいて…。なんか、藤井さん？がそこのケーキが美味しいとか言ってて…」
うん？待てよ。つまり？
「fortuneですか？」
「はい…。道分からなくて…」
「教えましょうか？」
「本当にいいんですか？！」
喜んでいる石川くんは
犬のように見えて
「(尻尾がみえる…)」
「？」
「じゃあ行こうか」
「はい！」
嬉しいことでもあったのかな？
にしても
顔いいな！カッコいい…
何も話さず
親が経営している…。もとい職場に着いた
『いらっしゃいま…。ちょっ、Aっ！』
「こんばんは…。A？」
『私の娘です！』
お母さんガチじゃん
呆れて部屋に戻ろうとした
「Aさん？」
「はい？」
『じゃあお母さん、少し用事あるから』
と言って厨房に行ってしまった
「ケーキとか残ってませんけど…」
「あ〜。やっぱり？」
「でも…」
「でも？」
「アイシングクッキーならありますよ」
「じゃあ、それ下さい」
自分でも知らない世界
さっきまで会話とかしてないのに
「どうぞ」
「ありがとうございます。お金…」
「いいです。それ試作品だから」
もしも
もう一度だけ
「ありがとうございます。えっと…。名前…」
「雛山Aです」
「Aちゃん、またね」
ーパタン
また明日
今日も外から
ラブソングが流れている
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛恋時雨 | 作成日時：2020年8月8日 16時
