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2年前の思い出と、さっきのいのちゃんを重ねてみる。
色白で細っこいところは変わってない。
ちょっとだけ太った？いや、ほんのちょっとだけね。
俺はというと、2年前に比べたらかなり身長が伸びてて、もしかしたらすぐに俺って分かってもらえないんじゃないかと思ってた。
でも、すぐ「ゆーと」って言ってくれたってことは、分かったってことだよね？
それで逃げたってことは…
こんな俺嫌だった？
色んな不安が過ぎってくる中、八乙女さんから爆弾が落とされる。
「彼女との約束、急に思い出したんじゃね？」
「え、伊野尾くんこの前別れたとか言ってなかった？」
「あいついつも彼女いるからどの子かわかんねーよ」
『彼女』
いるんだ。
可能性としては考えていなかったわけじゃないけど、実際に耳にするとショックは大きくて、クラっとした。
そんな俺の様子に気付くことなく薮さんたちは話を続けている。
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作者名：あずまる*
| 作者ホームページ：http://ma-no homepage
作成日時：2017年12月2日 14時
