レベル5の第6位は禁書作家

とある少女の正体 ページ29

美琴「じっ、けん、動物？」

あの悲劇を思い出したのだろう。

他の人も怯えているんだ。

暗部ってさ

皆からしたら敵でしょ？

そりゃそうだよね。

佐天「あ、暗部って…ど、どういうことなんですか！？フェブリの事！まさか狙ってるんですか！？」

それだけは違うの。

だって実験動物にされたのは同じ。

そんなの許せないよ。

「それは違う。暗部って色々あるんだよ？考えることが同じとは限らない。」

そう。

でも違う。

暗部に入る人は皆。

心に傷がついているんだ。

居場所が欲しい人もいる。

罪を償いたい人もいる。

色んな人がいるんだ。

黒子「な、ならAさんはどうして暗部にはいったんですの？」

それを聞くのね…

言ったら皆私を避けるのに。

「あるところに。」

重い口を懸命に開く。

そして始めた。

とある少女の悲劇の日々を。

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