10.再会 ページ10
「よろしく、キャプテンアメリカ」
「君は…!」
"彼女"とは僕がずっと探していたAだった
髪は伸びて後ろでひとつにまとめていて、身長も少し伸びた
何より体が前よりずっと筋肉がついてしっかりしていた
「なんで…!」
思わずヘリから降りて駆け寄った
「やっぱり負けてられないなと思って。
あの後何度も徴兵検査受けたらエージェントカーターが私を合格にしてくれたの」
「あなたみたいに愛国心が強いのよね、この子」
「そうだったのか…
あ、それで、君にずっと謝りたくて…」
「話は後。今はバッキーを助けよう」
Aもバッキーのことは知っていたみたいで、ヘリに乗り込む
ハワードが敵の基地上空まで移動させたあと一気に地面に降りる
周りの敵を倒しながらバッキーたち捕虜がいる場所まで進む
「A、大丈夫か?」
「大丈夫。私も鍛えてるんだから」
そのようだ。体勢をたてなおし、少し進むと
何百人もの仲間が鉄の檻の中に拘束されていた
彼らを解放するが、バッキーの姿は見当たらない
「1人別部屋に連れて行かれたぜ」
「そうか。ありがとう。君たちは外にいる余りの敵を頼む」
「私もバッキーを探しに行く」
「いや、君も外を頼む。僕一人で行くよ」
「でも…!」
「あの貧弱だったスティーブが助けに行くんだ。君が居たらもっと驚くだろ?まずは僕が驚かせるよ」
「…わかった」
なんともな理由で彼女を留まらせた
本当は君を危険に晒したくないという理由だが。
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