My Hero 0【アベンジャーズ】 (ページ6)

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6.技術博覧会ページ6

おしゃれな服を着た人達ばかりで私とは全く無関係な場所だった

広い会場の中央では、ハワード･スタークが宙に浮く車のプレゼンテーションを行っていた

他にも戦争中とは思えない…いや、戦争中だからこそ言えるのか

画期的な物がたくさん展示されていた

「お、いたいた」

バッキーは待っていた可愛い女の子2人に手を振った

「じゃあ俺は行ってくる。あとで合流な！」

バッキーは嬉しそうに走っていった

残された私とスティーブはとりあえず会場内をまわってみることに。

「バッキーはあんなやつだけど、悪いやつじゃないんだ」

「うん、わかってるよ」

そんな会話をしながら歩いていると

会場の一角に戦争についてのコーナーがあった

私たちはなんとなく向かってみると

兵士の顔がくり抜かれた絵の前に踏み台があった

スティーブがそこに立ってみるとライトが照らされ、あたかも自分が兵士になったかのように目の前の絵に自分の顔が写る

「…身長が足りないな」

彼は身長が低いため、目の前の兵士の顔にはぴったりはまらなかった

「ほらみて、私も顎が写ってないよ」

私と彼は身長が同じくらいだったため、私も踏み台に乗ってみたが顔ははまらなかった

「君は女の子じゃないか」

「女だからってなめないでよ？」

彼を少し睨んでやると、後ろにチラシが貼ってあるのが見えた