My Hero 0【アベンジャーズ】 (ページ13)

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13.追悼ページ13

「何事だ！」

2人は外に出ると

ヒドラに捕まっていたはずの仲間達が笑顔で帰還するのが見えた

拠点にいた他の仲間は再会を喜び、歓声を上げた

すると、その人混みの中からキャプテンアメリカの姿が見えた

「キャプテン！」

「ペギー…」

カーターの笑顔とは真逆に、キャプテンは酷く辛そうな顔をしていた

彼女が認め、勧誘したAが目を閉じてキャプテンの腕の中で横たわっていた

「もっと早く気づいていれば…。
一瞬の隙をつかれて彼女は撃たれた」

「そう…彼女は最後まで勇敢だった？」

「ああ。あれだけの敵を相手して全然疲れていないように見えたよ」

腕の中で眠るAを見つめ、今度は穏やかな表情で言った

「本部に帰って安らかに眠らせてあげましょう」

その日の夜は仲間の無事を祝い、宴会が開かれた

キャプテンはせっかくのパーティーに悲報は知らせたくないと、他の兵士たちには何も言わなかった

Aは埋葬する準備ができるまで彼の自室に寝かせた

「彼女は本当に優秀だったわ。他の男たちに劣らず、増してや成績1位だったわ」

エージェントカーター、キャプテン、バーンズ、ハワードの4人でAの追悼の意も含め酒を交わしていた

「そんなに凄かったのか。俺と同じ時期に兵士になってたら107連隊に入れてたんじゃないか？」

「ああ。多分血清を打たれてなかったら僕より強かっただろうな」