恋、諦めました(緑) (ページ6)

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隣にいた小夏が目をキラキラさせて駆けて行った

目の前にいたのは

日本人顔っぽくはないけど、でも男前な顔立ちで

「小夏ちゃん！」って呼んだ時の笑顔が素敵で

いかにもここでトップの成績を叩き出しているかのようなイケメン

と、隣にいるのは

長身でスラッとしてて、顔立ちも綺麗

スーツが似合って、なんか礼儀正しそう

「大倉ぁ、休憩中やからって寝るのはあかんぞ！仕事中なんやからな？」

「ごめんて村上くん～、そんな大声出さんといてや」

なんだか反省してなさそうに背伸びをしていた

「君が今回の子かな？」

「あ、はい…」

「よし、じゃあ行こうや」

部屋に案内される

「亮ちゃんと一緒か～」

「なんやねん、俺の事嫌いか！笑」

「ちゃうねん！珍しいなって思ってな」

小夏と2人でソファに座らされ

私たちを挟むように座る大倉さんと錦戸さん

「えっと、じゃあまずは自己紹介やな。
俺は大倉忠義っていいます。よろしくな」

営業スマイルのような笑顔を向けられる

「小柳Aです…」

ちらっと小夏の方をみるが、錦戸さんと盛り上がって

こっちを一切気にしていない様子

一緒にした意味ないじゃん…

「初めてなんよね？そんなに固くならなくても大丈夫やで」

「すみません、私人見知りで…」

「そっかそっか！仕事は小夏ちゃんと同じ？」

「はい。普通のOLです」