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「Aだって出会いがほしいでしょ？」
なかなか彼氏ができない私
その事情を知っていた小夏
彼女なりの出会いの仕方なんだろうけど
私にとってこれはまさに豚に真珠
「合コン！今度合コン行くから今日はここに行くのやめよ？」
「だって誘っても絶対行かないじゃんかー」
「今度は行くから！ね？」
両手を合わせてなんとかお願いする
小夏を見ても表情は行く気満々だった
「もう予約しちゃってるし、Aもこれが1つの経験として行こう！」
手を引かれてお店に入った
そこはいかにも高級そうなホストのお店って感じで。
黒を基調とした店内で
周りには高そうなワインやシャンパン
シャンデリアなんかもあって
こんなところの常連客なんて…
小夏のお財布の中身が見たい
そして、さっそく出迎えてくれたのは
「おー！小夏ちゃん！来てくれたんや！」
目が大きくて、背が高くて、スーツ着てて
笑った時に見える八重歯が特徴的
そんな印象の人が迎えてくれた
「はい！ちゃんと予約してありますからね〜」
「そやったな！
で、そちらの女性は？」
クリクリの目を向けられて、少し…いやかなり緊張してる
「友達です！
この子出会いが全くないから、∞の皆さんとでも仲良くなれたらなと思いまして連れて参りましたよ？銭大好きさん」
「それは言わん約束やろ！笑
まあとりあえず、初めてなんやな。この子は」
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