信じる強さ。 (ページ12)

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Ｎｏ．12 ページ12

『の、望、？』

桃「ずっと、ずっと我慢してたんやな、」

『…え？』

桃「苦しかったやろ、？
ごめんな、なんにも気づいてやれんくて。
でも、もういいよ。頑張らんくて。
もう流星は充分頑張ったって。」

そう言われた瞬間、暖かいものが頬をつたる。

桃「…今すぐにとは言わん。
今すぐ俺らのこと信じてくれへんくてもええから。
信じてもらえるまで俺らはずっとずっと待っとるし、流星のそばにおる。
やから、もう1人なんて言わんといて。
俺らが、流星の家族になる。」

『…家族、？』

桃「そう、ってかもう家族やろ？
俺らは、デビューした時からずっと家族！
やからもう我慢せんでええ。」

『…俺、、皆のこと、信じられるようになるから、
信じたいから、、強くなるから、、、！
やから、、、みんなと一緒におりたい、』

どれだけ信じたくないって思っとっても、
きっとコイツらも裏切るって思っとっても、
ほんまはもう、随分前から大切な存在になっとったのかもしれへん。
俺の中で、ものすごく大きな存在に。

『……こんな俺でも、、まだ一緒におっていい、？』

赤「そんなんいいに決まっとるやろ！」

気づかなかったけど、リビングの入り口に目を向ければ皆が立っている。

橙「WESTは7人でジャニーズWESTやからな！」

黄「虹は1色も欠けたらあかん」

緑「流星がおらなWESTじゃないよ」

紫「流星の居場所はここにあるで」

桃「俺らのこと、信じて」

俺は涙を流しながら、6人の言葉に大きく頷いた。