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第二の悲劇 ページ8
NO side
―翌日―
ｰｻﾞﾜｻﾞﾜ…
鵺野「どうしたんだ？」
影城「鶏が一羽 残らず消えたんです
しかも小屋の壁には1って書かれてるし…」
鵺野「えっ？」
教頭「３組の木村 克也君が朝一番で発見しました」
鵺野「克也が？」
ｰｻﾞﾜｻﾞﾜ…
集まった生徒達が妖怪の仕業だと騒ぎだした
高橋「これ 妖怪の仕業じゃないと思うんです」
鵺野「ということは？」
高橋「夜のうちに学校に忍び込んで鶏小屋の鍵を
壊すことぐらい 生徒にだってできますよね？」
ｰｻﾞﾜｻﾞﾜ…
俺らの中の誰かがやったって事か と話し出す生徒達…
鵺野「うちの生徒が…？」
高橋が克也のもとに歩み寄る
高橋「克也君 いつも遅刻ギリギリで来るあなたが
今日 朝一番に来てこれを見つけた…
どういう事？」
克也「えっ 何？」
鵺野「律子先生 きっとそれは誤解です」
教頭「そういえば 第一発見者が犯人って
２時間ドラマでよくありますよ!!」
克也「ちょっと…」
鵺野「教頭先生 落ち着いて下さい!!」
高橋「あなたにだってできる」
鵺野「ちょっと待ってください 律子先生!!」
影城「ねぇ 克也くん……その手…どうしたの？」
克也の右手には 赤いペンキが大量に付いていた
克也「何だよ これ」
広が克也の右手首を掴んだ
広「おい 何だよ この手…」
克也は掴まれた右手を払った
克也「違う 俺じゃねえよ!!
何なんだよ これ」
ｰｻﾞﾜｻﾞﾜ…
集まった全員が克也が犯人だと軽蔑した
ｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…
影城「いい勉強になりました」
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作者名：渋沢 歩華 | 作成日時：2014年12月7日 9時
