ヤンキー系な紅一点 (ページ3)

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雑誌撮影② ページ3

次の撮影は樹と学生カップルをテーマに、場所もシチュエーションも自由に私たちが決めていいらしい

「どんなのがいい？」

『なんか校舎適当に歩くのは？笑』

「なぁ笑真面目に考えろよ笑」

『だって、本物の彼氏相手じゃねぇ笑』

「だからって…笑」

『いいから、早く行こーよ』

「ん
あの、適当に動くのでお願いします！」

ｶﾒﾗ(りょーかーい)

「ほら、行くぞ」

そう言って、手を握ってくれる樹
最近こういうこと出来てなかったから、ちょっと嬉しいかも…笑

『どこ行こっか』

「屋上は？」

『いいね！』

オフショット撮ってもらったりしてるうちに、屋上に到着。
すっごく景色が綺麗だった

『綺麗だねぇ』

「だな！…っよいしょっ！」

『うわぁぁ！』

急に樹が前に来たと思ったら、
いつの間にか抱っこされてた。

「俺、こーゆーの憧れだったんだよね笑
ほら、俺ら学校バラバラだったからさ」

『意外笑学園ドラマじゃん笑』

「悪いかよ笑」

『だってじゅったん、今日たくさんリードしてくれて、いつも以上にかっこよかったよ？』

「…るせ…笑」

うわ、顔真っ赤笑

「なぁ、A」

『ん？』

さっきよりも低いトーンで名前を呼んで、
おでこをくっつけてくる樹

この人、今雑誌の撮影中だってこと忘れてるよ？
2人きりの時しかやらないようなことだよこれ

『ねぇ、今撮影中』

「知ってるよ、てか、これ俺らの記念日に発売なんだって。
だから、たまにはこういうの載せてもらってもいいんじゃね？みんな喜んでくれるよ」

『これ、需要と供給のバランスあってる？笑』

「気にすんな笑」

そう言って唇に優しくキスをしてくれた
しかも割と長めのやつ。

あまりにも急な出来後だったので、わけもわからず胸を叩くと

「なぁ！暴れんなよ！笑腕折れる！」

『はぁ？笑それどういうこと！』

なんて、ふざけ始める私たち笑

実はみんなが言うほど、うちらヤンキーCPじゃないんだよ？笑

時間も押してきたのでここで撮影が終わった

どんな風に発売されるのか楽しみだなぁ笑